農業のIT化が日本の未来を担う。ミガキイチゴなどが人気に。
3月27日放送、「シューイチ」(日本テレビ)では、農業のIT化。宮城県の山元町にある話題のミガキイチゴを栽培するICHIGO WORLDを取材。とちおとめなどの複数の品種が育てられている。その中から厳選されたイチゴが、総称ミガキイチゴと呼ばれている。さらにその中にあって最高品質と認められたイチゴが、プラチナランクと呼ばれている。
美味しさのヒミツは農業のIT化。職人の肌感を数値化している。最高で1粒1,000円のミガキイチゴを栽培しているITを駆使した最先端のイチゴ農園。プランターの高さは腰の位置。センサーで温度・湿度・二酸化炭素などを24時間管理する。自動開閉の日よけによる日照時間の調節などをIT化で行う。ハウス内のイチゴに関わるすべてのデータは、情報通信技術を通じてデータベースに記録されている。そしてデータに基づいて作られたプログラムにより、ハウス内をすべてコントロールしている。
この農園が存在する宮城県山元町は、イチゴ栽培に適した環境だった。だが、東日本大震災で大半のイチゴ農家の農園が流されてしまったという。地元出身の岩佐さんは、会社を設立して、最新のIT技術とイチゴ栽培を行っていた橋元さんのノウハウを活かして、山元町のイチゴを復活させた。美味しいイチゴの見分け方は、葉の色が濃すぎると実がダメになってしまうとのことだった。橋元さんはインドでもイチゴ栽培のノウハウを伝えている。岩佐さんは、この山元町を世界で一番のイチゴ集積地にしたいと考えている。
1粒1,000円になれなかったミガキイチゴは、スパークリングワインにして販売されることとなる。イチゴのスパークリングワインは、イチゴの香りがあり、甘すぎない飲みやすさで評判だ。
農業のIT化は、イチゴだけにとどまらない。人工光などで完全な生産管理が行える野菜工場などや、田畑にセンサーを埋め込んで農作物の育成を管理したり、農業の経営を支援するクラウドサービスなどが相次いで登場し、ITの力を取り込むことで大きく農業が変わろうとしている。光や温度、湿度などを完全にコントロールして、計画的に作物を育成することができる。主にレタスやハーブ、トマトなどが栽培され、太陽に代わって蛍光灯やLED、高圧ナトリウムランプなどの光源が用いられる。完全に人工の光を当てるタイプと、ビニールハウスのように光を取り入れるのが可能な太陽光を利用するタイプもある。太陽光のほうが国の支援を得やすい。
