「草食男子」という言葉が流行してから早10年。今やもうすっかり定着し、「あの子は草食系だね!」など日常会話にも登場します。そしてそこから派生し、今では「ロールキャベツ男子」「断食系男子」など、あらゆる「○○男子」が登場。さて、みなさんは何系男子ですか?


最近は「可愛い系」「サードウェーブ系」も増加中? あなたは、何系男子?



「草食男子」という言葉がマスメディアで言われ始めたのは2006年頃。
定義は「恋愛に縁がないわけではないのに積極的ではない、肉欲に淡々とした草食男子」とのことで、あるアンケートによると「自分を草食系だと思う」と答えた男性は7割以上。
かなり多くの男性が自分自身を草食系と認識しているんですね。

草食の中でもいろいろあるということで細分化されてきたのが「ロールキャベツ男子」「アスパラベーコン巻き男子」など。
ロールキャベツ男子は、一見草食系で女性を安心させておいて中身は肉食、アスパラベーコン巻き男子はその逆で、一見肉食系でも中身はあっさりした草食系、という意味。

食べ物に見立てたものだけではありません。
たとえば「犬系男子」や「猫系男子」。
犬系は、人懐っこくて可愛らしく、マメで素直。
猫系は、きまぐれで普段はクールだけど、甘えてきたときのギャップがすごい……など。
ほかにも、肉食男子との恋愛に傷ついた女子をねらう「ハイエナ男子」や、非モテ系を自称する「昆虫男子」などがあるようです。

また、最近は職業でもその分類が活発で、今話題の本「職人男子 伝統に生きる僕たち」(辰巳出版)では、日本の伝統工芸などに関わるいわゆる「職人」の男性にフィーチャー。
中を覗くと、真剣なまなざしで伝統のものづくりをする男性たちの写真と、仕事に対する思いのインタビューが載っています。
職人さんならではのセクシーさが際立ち、女性なら思わずドキリとしてしまう内容。
少し前に「美坊主図鑑 お寺に行こう、お坊さんを愛でよう」(廣済堂出版)といういわゆる「僧侶男子」の本も出版されましたが、どうやら特殊な職業に憧れる女性も多いようです。

亭主関白な男性は「戦国系男子」、働く女性に冷ややかな対応をする男性は「化石系男子」、どんな意見も賛成も反対もせず打っても響かない「吸収系男子」、なんだかもはや無理やりな気もしますが、分類して名付けることによって第三者に説明しやすいという部分が大きいのかもしれません。

「○○男子」。これからもっと増えていくのかもしれませんね。

文/岡本清香

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