女性ロボ『地平ジュンこ』がお台場に常設開始。3ヶ国語で観光案内、空中ディスプレイで未来感プラス

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東芝は、3カ国語対応アンドロイド『地平ジュンこ』を常設した観光案内所を、東京のアクアシティお台場にオープンしました。

同アンドロイドは大阪大学や芝浦工業大学、アンドロイド開発を手がけるエーラボなどとの産学連携によって作られ、東京都臨海副都心おもてなし促進事業の一環で配置されています。

【ギャラリー】地平ジュンこ (3枚)


『地平ジュンこ』は東芝独自の音声合成技術を活用し、日本語・英語・中国語を流暢に喋る女性型のアンドロイドです。2014年に東芝が開発した手話のできるアンドロイド「地平アイこ」の妹(2号機)で、人間に近いリアルな見た目のほか、手や腕を使った自然な動作を実現します。

『地平ジュンこ』が配置される観光案内所には、光学表示デバイスなどを製造するアスカネット社製の「AIプレート」を使用した、空中に浮かび上がるディスプレイを用意。ディスプレイに表示される入力画面を操作すると、『地平ジュンこ』が身振り手振りを交えて施設や観光地について案内してくれます。

ほかにも、東芝製の小型コミュニケーションロボット「ApriPetit」と連動して歌を披露したり、店舗の広告宣伝やイベント紹介などを行なうとのこと。

見た目だけでなく、表情や仕草まで人間のように滑らかに動く『地平ジュンこ』。2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会に増加が見込まれる外国人観光客に対応するべく、さらに進化するとしています。どれだけ人間に近づくことができるのか、期待しましょう。