「昼寝で効率アップ」に注目! 「休憩時間」ならオフィスで眠っても問題ない?
 昼寝で仕事の効率アップ! シエスタ(昼寝)文化のあるスペインの話ではありません。そんなうらやましい昼寝制度をもうける会社が、ベンチャー企業を中心に、日本でも出てきました。

 そんな制度がない会社でも「休憩中なら昼寝してもよいのでは?」と思ってしまいます。その一方で「昼の休憩中に寝るのは、常識的に考えておかしい」「来客があったらどうするんだ」と批判的な意見もありそうです。

 昼寝したい社員が「休憩中なんだから何をしても自由でしょ!」と開き直ったとしたら、何か問題があるのでしょうか?

◆業務に支障がなく、他人の休息を妨害しなければ、昼寝は問題なし!

◎近藤麻紀弁護士の回答

 休憩中に昼寝をすることは、原則として問題ないと考えます。労働基準法34条によれば、使用者は労働時間の長さに対応して、その途中で休憩時間を与えなければなりません。6時間を超える場合には、少なくとも1時間の休憩時間が必要です。この休憩時間は、労働者が労働から離れることを権利として保障された時間です。

 ただ、休憩中の昼寝が認められるとしても、職場の規律を守り、施設管理上の制約を受けることは必要でしょう。また、ほかの労働者の休憩を妨げないといった制約もありますね。具体的には、来客が出入りする場所では、昼寝をする姿が見られないよう配慮したほうがいいでしょう。オフィスや休憩室で、他の労働者の休息を妨害せず、休憩後の業務にも支障がないのであれば、昼寝をしても問題ありません。また会社は、来客から見られにくい休憩場所を確保するといった環境整備を検討する必要があります。<文・協力/弁護士ドットコム>