学生の窓口編集部

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10月29日「徹子の部屋」(テレ朝系)に出演した俳優の渡辺大が、父親で俳優の渡辺謙に対して気持ちに変化が出てきたことを明かした。

今年、NYの舞台「王様と私」で主演を果たし「トニー賞」のミュージカル部門主演男優賞にノミネートされた渡辺謙。息子・大は実際に舞台を見に海外へ足を運び、「アメリカで、(しかも)日本人が主演で舞台に立っているのを見てすごいびっくりした。自分の刺激にもなり、同時に"父はやっぱり凄い"と感じた』と心境を語った。彼にとって、俳優・渡辺謙は「父」という存在を超えて"偉大な先輩"になっているようだ。

芸能界には、俳優に限らず"偉大な父親"をもつ人も多い。

小泉孝太郎 →彼の父親は元日本の首相・小泉純一郎氏。『10代〜20代の若い頃は、父親の存在が邪魔だった』と後に明かした孝太郎は、幼いながら"いつか自分は父の跡を継ぎ、政治家にならないといけないのか"と悩んでいたそうだ。しかしある日、父・小泉氏は"政治以外のやりたいことを見つけなさい"と、アドバイスしてきたという。弟の進次郎が父の跡を継ぐことで、“逆に世界が広がったような気持ちになって嬉しかった"と語っている。

山田純大 →NHK朝の連ドラ「あぐり」で"爽やかな美青年"として話題になった山田純大の父は「杉さま」こと、あの杉良太郎。小学5年生でハワイへ行き、その地が気に入った純大は中学校から大学までをハワイで生活した。180センチの身長にハンサムな顔立ちで、英語はペラペラ。後に両親は離婚してしまうが、父の背中を追うように俳優業の道へと進んだ。その傍らで、小辻節三の自伝に感銘を受け「命のビザを繋いだ男 小辻節三とユダヤ難民」というノンフィクションの本を出版するなど、自分の夢を実現させる力は父親譲りの様子。

松田龍平・翔太 →松田兄弟の父親といえば、若くしてこの世を去った名優・松田優作。父の印象が強すぎて、息子達はいったいどんな役者になるのだろうか?と思われていた彼らだが、それぞれが自由に、時に父親の面影を良い意味でかもし出しつつ、素晴らしい役者として歩んでいる。

長嶋一茂 →様々な確執が取り立たされる長嶋家だが、「ミスター」こと長嶋一茂が父親だということで、幼少期から大きな葛藤があったようだ。小学校の時、運動会へ一茂を観にミスターが来ると学校は大騒ぎになり運動会が中断。ものすごく嫌だと感じた一茂は、その夜『親父、もう二度と来ないでくれ』と頼んだというエピソードも。スターすぎるが故の切ない問題も抱えていたようだ。

駿河太郎 →最近ではCM共演し「親子共演」が話題になった2人。名字が違うことから太郎のデビュー当初はあまり知られていなかったが、彼の父親は笑福亭鶴瓶。もともとバンドミュージシャンとして活動していた太郎は、30歳になると俳優を目指し、遅咲きながら、どんな風にも化けられる雰囲気と演技力で今後ますます味わい深い俳優となりそうだ。

凄い父親をもつということは、子供にとっては葛藤がつきもの。しかし、凄い父親の背中を見ながら自分の道を模索していった芸能人たちは、それぞれに活躍し父に負けない姿を見せているようだ。