提供:週刊実話

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 8月1日・2日に放送されたTBS60周年企画『レッドクロス〜女たちの赤紙〜』でヒロインを務めた松嶋菜々子(41)。
 「第2次世界大戦の従軍看護師を描いた作品。松嶋は自らの意志で“赤紙”を受け取った正義感あふれる看護師役を演じました」(TBS関係者)

 放映前の記者会見で松嶋は、
 「心を込めて演じました。思い出深いシーンばかりです」
 と胸を張った。

 中国で約1カ月の長期ロケ。北京から車で6、7時間かけて移動した内モンゴルでは、
 「涙が横に飛ぶような強風の中での撮影でした」
 と過酷さを振り返っていたが、こんな笑えない騒動もあった。
 「インターネットのヤフーニュースに『松嶋菜々子“従軍慰安婦”(傍点・編集部)を演じる』と衝撃的な見出しがアップされたのは5月16日のことでした。もちろん、配信元の日刊スポーツの大誤報でしたが、このドラマの前途多難を予感させる騒動でした」(芸能レポーター)

 で、出来栄えはというと…。
 「日本軍の方針に矛盾を感じながらも、修羅場と化した野戦病院で奮闘する従軍看護師を演じたわけですが、このヒロイン像と松嶋は、どうしてもミスマッチとしか思えませんでした。170センチを超える長身で、さっそうとしたキャリアウーマンやセレブを演じてきた彼女のイメージとのギャップが大きすぎました。いくら、『家政婦のミタ』(日本テレビ系)が大ヒットしたじゃないかと言っても、あれは“無表情”で何もしなくてよかったドラマ。決して“演技力”が評価されたわけではありません。今回の『レッドクロス』は(視聴率が)15%行けば大成功と見られていました」(在京民放ドラマプロデューサー)

 キャスティングに関しては、TBSも迷っていたという。
 「1カ月ほどの中国ロケを敢行する大作ドラマだったので、主演女優のキャスティングは2年以上前から進めていました。松たか子を第一候補に、仲間由紀恵にも声をかけたようです。しかし、松は昨年11月に妊娠を発表。仲間も、3年前に亡くなった森光子さんの十八番の舞台『放浪記』を今秋から演ることになって断られてしまったのです」(芸能関係者)

 そこで白羽の矢をたてられたのが松嶋だったというわけだ。
 「件の“ミタ”やCMなどで存在感は示している松嶋ですが、演技力という点では今ひとつ広がっていません。ここは、“何でもやった”新人の頃に戻ってチャレンジャーになって欲しい。汚れ役でもいいし、激しいベッドシーン、ファックシーンでもやれば、おのずと道は開けてくると思います。いつまでも“キレイキレイ”では、いけません」(テレビ局関係者)

 神奈川・相模女子大高等部1年の時にスカウトされモデルとしてデビュー。
 同3年の時に旭化成『'92年水着キャンペーンガール』に選ばれた松嶋は、典型的な“キャンギャル成り上がり女優”だ。
 「まず“体”で注目を集め、以後、少しずつ“服を着ていく”というタイプ。プライドは高くても、目的達成のためなら手段を選ばず体を張っていく。上昇志向の強かった彼女は、恥ずかしいことでも積極的にやっていました。“枕営業”をやっているなどというやっかみの怪情報が流れたこともありました」(芸能ライター・常山洋氏)

 事実、その頃撮られたCMはかなりエロかった。
 「まず、お尻をカメラに向けて上半身を前に倒し、股の間からのぞかせた松嶋の顔のアップからスタート。もちろん、衣装は超ハイレグの水着。“マン筋”と思えるような筋が見えるという話もありました」(前出・常山氏)

 そして、スレンダーなバディを舐めまわすかのようなカメラワークに、両目を真ん中で寄せる“変顔”や、“アッカンベー”などが挿入されるという面白いCMでもあった。
 「“マン筋”とともに印象的だったのが股間ゾーンでした。青々とした“ヘアの剃り跡”がよく分かると評判になったものでした。剛毛で量も豊富だったため、その頃は毎日剃っていたようです」(某スタイリスト)