トヨタ自動車が高級ブランド「レクサス」の中国国内における生産を少なくとも2018年まで先送りする計画だと報じられたことについて、中国メディアの盖世汽車網は24日、「トヨタは中国企業にレクサスブランドの主導権を握られたくないと思っているのではないか」と論じた。(写真は盖世汽車網の24日付報道の画面キャプチャ)

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 トヨタ自動車が高級ブランド「レクサス」の中国国内における生産を少なくとも2018年まで先送りする計画だと報じられたことについて、中国メディアの盖世汽車網は24日、「トヨタは中国企業にレクサスブランドの主導権を握られたくないと思っているのではないか」と論じた。

 記事は、トヨタの中国の幹部2名がこのほど「中国自動車市場の成長が緩慢になってきていること」や、「円安によって日本での生産コストが低下していること」を理由に、トヨタがレクサスの中国国内での生産を数年遅らせる可能性があると述べたことを紹介した。

 さらに、トヨタは中国におけるレクサスブランドを強化し、年間の販売台数を10万台まで引き上げた後にレクサスの現地生産について検討する計画だと報じた。また、同幹部の話として「トヨタが将来的に中国でレクサスを生産することは確実」と伝える一方、現地生産を始める前に「やるべきことがある」と述べたと紹介した。

 続けて記事は、中国自動車市場の成長が鈍化していることを指摘し、15年上半期の販売台数の伸びはわずか1.4%にとどまったことを紹介。高級車市場も同様に打撃を受けているとし、「中国の高級車市場で販売台数1位のアウディと2位のBMWも販売台数が前年比で減少した」と伝えた。

 また、レクサスが中国での現地生産を先送りする理由の1つとして、「中国政府の規定」を挙げ、外資の自動車メーカーが中国で自動車の生産、販売を行う際には中国企業と合弁会社を設立する必要があると伝え、「トヨタは中国企業にレクサスブランドの主導権を握られたくないと思っているのではないか」と論じた。(編集担当:村山健二)(写真は盖世汽車網の24日付報道の画面キャプチャ)