【気になる!】国民食の「ラーメン」と「カレー」、どっちが人気?

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ラーメンvsカレーの現在は?

ラーメンとカレーライスは、国民食として日本で広く愛されています。
元々は、明治時代の西欧化の流れで日本にやってきたラーメンとカレーライス。
両者が普及してから相当な時間が経っていますが、未だその人気は尽きていません。

しかし、いつも国民食として肩を並べているラーメンとカレーライスですが、本当に同程度の人気なのでしょうか?それとも差が出始めているのでしょうか?
今日はそれを考察してみます!


店舗数と人気投票


2015年6月25日現在、iタウンページに登録されている「ラーメン店」の店舗数は30,590件。
一方の「カレー店」は4,753件あるようです。
店舗数だけ見ると、ラーメン店が圧勝ですね!

検索はこちらで行いました:iタウンページ (2015/6/25時点)

一方、ゼゼヒヒによるインターネット国民調査においては、現在カレーの方がラーメン派を上回っています。

ソース:ゼゼヒヒインターネット国民調査「Q.151 あなたはカレー派? それともラーメン派?」 (2015/6/25時点)

こうした数字を見ると、現在においてもラーメンもカレーも同等に根強い人気であることが伺えます。

カレー×ラーメンは流行るか?


「ラーメンもカレーも人気であるなら、一緒に食べてしまうのはどうだろう!?」
そんな風に頭をよぎった方もいらっしゃるかもしれません。
カレーうどんのようなノリの、カレーラーメン
はまたま、チャーハンの代わりにラーメンwithカレーライス
これらは普及してはいませんし、皆さんも一緒に食べる事は少ないと思いますが、実は流行のポテンシャルを持っていたりするのでしょうか?

味の相性を調べるべく、食べ物の基本5味を測定できる味覚センサー「レオ」で、醤油ラーメンとカレーライスの味覚を測定してみました。


このように、醤油ラーメンもカレーライスも、どちらも旨味塩味を強く持つ食べ物です。
これは、味噌やとんこつといった他の味のラーメンについても同様です。
つまり、味が被っちゃっています!業界被りのライバル同士です。
こういう場合、残念ながら相性が良いとは言いにくくなります。

味が多様化し調理法が日々進化しているにも関わらず、ラーメンとカレーライスの組み合わせが長年普及しなかったのは、こうした理由があったのですね。
ラーメン、カレーライスが長年同程度に人気であり続けるのは、料理としての完成度が高いからなのかもしれません♪


著者:味博士

味覚研究家。AISSY株式会社代表取締役社長 兼 慶応義塾大学共同研究員。味覚を数値化できる味覚センサーを慶大と共同開発。味覚や食べ物の相性の研究を実施。メディアにも多数出演。ブログ『味博士の研究所』で味覚に関するおもしろネタを発信中。



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