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プレオーダーは今年の下半期に開始。今から節約を始めよう。

Oculus VRは待望のOculus Riftを2016年の第1四半期にリリースすると発表した。プレオーダーは今年の下半期に行われる。先週火曜夜にこのニュースが投稿されたOculus VRのブログ記事では、その外観も掲載されている。

Oculus Rift。この厚みある黒いデバイスは史上最先端のVRヘッドセットだ

多くの詳細は明かされず

リリースは発表されたが、具体的な日付は明かされなかった。スケジュールはまだ確定しておらず、また、同社が長きにわたってOculus Riftの開発に取り組んできたことから、発売日をさらに延期する可能性があるというのも無理からぬことだ。

だが、2016年の第1四半期という時期には非常に大きな意味がある。同じく2016年の上半期にソニーからリリース予定の、Project Morpheusと真っ向から対決することになるからだ。また、HTCとValveの共同開発によるVRヘッドマウントディスプレイ、Viveの発売から数か月後に両製品ともリリースされることになる。

ソニーのProject MorpheusはPlayStation 4向けに設計されているが、おそらくはOculus Riftといい勝負になるだろう

Oculus VRが先日の発表で明かしていない情報も多い。価格はどうなるのか?競合製品もこの点は不明である。お互いを警戒しながら、最初に発表される価格を見てそれに合わせるか、あるいはそれよりも値下げしてくる可能性がある。

だがゲームの種類は豊富だ

また、発売時点で同製品を利用できるソフトウェアについても不明だ。しかし、ここ数年間、同社は開発者向けキットを公開してきた。ValveのPCゲームプラットフォームであるSteam向けのゲームタイトルを開発するにあたってOculus Riftにも互換性を持たせられるよう、開発者を支援しているのだ。このリストでは既にOculus Riftに互換性のある57個のゲームタイトルが列挙されている。よって、製品版が発売されても、少なくともPCゲーマーにはどのゲームをプレイしようか選ぶ楽しみが許されているということだ。もちろん、開発者が製品版との互換性を保証してくれればの話だが。

Oculus Riftの開発に長い時間がかかったのは、色々な意味でゲーマーの不満の種ではあったが、このリストを見れば、その時間も非常に有意義だったことがわかる。個人的には、2014年8月にKotakuに掲載された、Oculus Riftを装着してプレイした『Elite: Dangerous』の記事が非常に参考になった。VRヘッドマウントディスプレイはゲームのあり方を大きく変えてしまうだろうと感じたのだ。

Oculus Riftを手に入れれば、ゲーマーはスペースシップ・シミュレーター、『Elite: Dangerous』のコックピットをバーチャルで簡単に体験できる

もしもバーチャルで宇宙船の船長になれたら、私は社会復帰できなくなると思う。そういう未来が来てほしい。仮想現実テクノロジーが人間の想像に追いつくのを待ちわびているゲーマーなら、誰しもそう思っているだろう。

エレクトロニック・エンターテイメント・エキスポ(E3)は6月に迫っている。Oculus VRは現地でさらに詳しい情報を披露してくれることだろう。HTCやValve、ソニーにも期待だ。

画像提供:
Rift画像:Oculus
Project Morpheus画像:Sony
Elite: Dangerousスクリーンショット:Frontier

Brian P. Rubin
[原文]