少年2人にわいせつ、日本人の男に懲役14年判決/台湾

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(台北 6日 中央社)家庭教師の生徒だった2人の少年に対し、わいせつな行為をした日本人の男の控訴審判決が5日、台湾高等法院(高裁)であり、懲役14年の刑が言い渡された。

判決によると、被害者の2人は兄弟で、男は家庭教師と家事手伝いをしていた2011年ごろから下半身を触るなどのわいせつな行為を繰り返したほか、脅迫した上で裸の写真を撮影するなどしたという。また少年らは2011年の事件発生後にカナダへ留学したが、2013年に一時帰国した際にも、男にわいせつな行為を強要されていた。

男は当初、行為を否認し、下半身を触ったことは冗談だったと供述していたが、検察の調べで男のパソコンから大量のわいせつな写真が見つかっていた。士林地方法院(地裁)で行われた1審では138回にわたる強制わいせつなどで懲役20年の刑が言い渡されたが、被告側が控訴していた。

(劉世怡/編集:齊藤啓介)