暴行後にラーメン?北区の暴行致死事件で店側に対する批判噴出

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歌舞伎『盟三五大切』という作品の中では、人を殺した人物が、その後で茶漬けを啜るというシーンがあるが、このほど、ラーメン店でほかの客とトラブルになり、相手の顔面や腹部を踏みつけて暴行死させた男が、その犯行後に何事もなかったかのようにラーメンを注文していたという、なんとも不可解な事件が発生、ネット上で話題となっている。

逮捕されたのは、会社員・今西伸一郎(37)。同被疑者は、東京の北区にあるラーメン店で、他の客と口論となった末に暴行を行い、内臓を損傷するなどの重症を負わせた。被害を受けた男性客(49)は、搬送先の病院でその後死亡。しかし、そこまでの暴行を行いつつも、同被疑者は犯行後にラーメンを注文した挙げ句、「相手は死ぬから最後の晩さんだ」などとうそぶき、完食していたという。

このあまりに痛ましい事件の内容と、犯行後に涼しい顔でラーメンを注文する同被疑者の態度に、ネット上からは様々な声が。

「どんだけ狂ったやつなんだよ...」
「修羅展開もいいところだな...」
「まーた、東京北東部か」
「こういうやつと隣り合わせで生きていると思うと怖いわ」
「人を殺すほど暴行してラーメン食えるという神経がね」
「ラーメン出してる場合じゃないだろ」
「店も店だよな。通報したり介抱したりしろよ...」
「客同士のトラブルは見て見ぬふりという店が多いよね」

...と、被疑者のみならず、こうした状況に際し、店側が「もっと早く通報できなかったのか?」「その場にいて何もしなかったのでは?」「ラーメンを出す神経がわからない」といった批判も続出。今後、同被疑者はもとより、その舞台となってしまった店側の対応も含め、更なる物議を醸しそうな気配だ。

文・山下誠一

※写真はイメージです。