これは危険!高温で調理するとがん物質「アクリルアミド」が発生

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アメリカのヘルス局によると、特定の揚げ物を避けることで、数々の発がん性物質を防ぐことができる、と発表しました。中でもアクリルアミドはジャガイモやパン、クラッカー、シリアル、ドライフルーツ、コーヒーなどに含まれ、油で揚げたり、焼いたりすることで発生します。

また食品製造協会によるとアメリカ人の食事で消費される40%のカロリーはアクリルアミドが含まれている事も発覚したようです。

アニマル実験でアクリルアミドをたくさん与えるとがんを引き起こす事が分かりました。これによりこの化学物質は人にもがんを発生させるだろうと科学者たちは考えています。

概してアクリルアミドは長時間調理されたり高温で調理されると蓄積されると考えられています。しかし煮たり蒸したりする過程ではこの化学物質は生成されにくいと考えられています。

あまりにもたくさんの食べ物に含まれているため、完全に避ける事は出来ませんが、アクリルアミドを大量に消費することを避ける事は可能です。

・冷凍ポテトを揚げるときは、説明書きにある調理時間と温度をまもり、調理しすぎない様にする
・パンを焼くときは茶色になる手前のきつね色にとどめる。焦げの部分は食べない
・揚げ物はこげない程度の明るいきつね色までで調理し終える(焦げの部分はアクリルアミドが多く含まれています)
・ジャガイモは冷蔵庫に入れると調理中にアクリルアミドが発生しやすいため、パントリーなどの冷暗所に貯蔵しておく

上記の事を守ると、かなり摂取を防ぐ事が出来るでしょう。

アクリルアミドは焼いたりローストしたりトーストしたり揚げたりする限りは発生します。しかしこの化学物質が発見されたのはここ10年前の事です。なるべく高温で調理したり長期間調理する事を避け、自分でできる範囲で避けたいですね。

参考:Acrylamide: An Unwelcome Part of Your Diet
http://news.health.com/2013/11/15/acrylamide-an-unwelcome-part-of-your-diet/