浅田真央

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フィギュアスケート3大大会の一つ、グランプリシリーズの記者会見が6日、都内で行われ、浅田真央、高橋大輔のWエースら、計7選手が出席した。

同大会は、およそ2ヶ月間にわたって世界一を決めるシリーズ戦。今年は、ソチ五輪を迎えるシーズンとあって、金メダルの行方を占う結果にもなる。来週18日から、初戦アメリカ大会が始まり、計6戦が実施される。また、各大会のポイント上位者だけが出場するファイナル戦(12月5日〜)は、4年ぶりに日本・福岡で行われることになり、ソチ五輪の枠をかけた日本人選手同士の争いが、よりクローズアップされるスケジュールが組まれた。

注目選手の一人である、浅田。勝つための要素について答えた。「今の時代はジャンプだけじゃないと言われていますが、私の場合は、ジャンプが一番大事だど思う」と返した。続けて口を開き「最低限のレベルを落とさないこと。そして、ジャンプをしっかり飛ぶことだと思う」と自身が出した結論を明かした。

浅田は、2010年のバンクーバー五輪に続いて、2回目の出場を目指す。他のコメントにも彼女らしい決心があった。「4年前の悔しさを、ラフマニノフで晴らしたい」と強い気持ちを示した。フリーの演目には、ロシアの作曲家ラフマニノフの「ピアノ協奏曲 第2番」を選んでおり、09〜10年シーズンの「鐘」と、同じ作曲家の楽曲で勝負する。

ショートプログラムの演目は「初恋」がテーマ。そして、フリーには「これまでのスケート人生」をテーマに掲げた。「今、自分が思い描くスケートを最後に表現できたらイイ」と狙いを示していた。