イタリア代表は16日、コンフェデレーションズカップ初戦でメキシコと対戦する。14日の練習を途中で切り上げたFWマリオ・バロテッリについて、チェーザレ・プランデッリ監督は「彼が出る可能性は大きくある」と、負傷から回復したことを示唆した。

また、プランデッリ監督は明言こそしなかったものの、4-3-2-1を採用することをうかがわせている。その理由については、「フィジカル面も考慮して」だと明かした。チェコ戦やハイチ戦で示したように、チームのコンディションが万全でないのなら、ストライカーを一人外し、中盤の枚数を増やした方が良いということだ。つまり、FWステファン・エル・シャーラウィが外れ、MFエマヌエレ・ジャッケリーニが先発するということである。後者はMFクラウディオ・マルキージオとともに2列目に並ぶだろう。

プランデッリ監督は前日会見で次のように話している。

「有名なスタジアムに来て興奮している。誰もが夢に見る舞台だ。我々は素晴らしい試合をしたいと思っている。私はそれができると確信しているよ。そして、勝ちたいと願っている。メキシコのことはよく知っているだろう。バランスの取れたチームだ。ピッチの支配権を争うことになる」

「バロテッリが出場する可能性は大きい。フォーメーション変更? フィジカル面も考慮しているんだ。数選手がケガ? 激しいトレーニングをしてきたということだね。私は全員が回復すると確信している」

「我々は結果を通じてプレーも求めている。特に中盤に素晴らしいクオリティーがあり、彼らの動きやボールポゼッションに期待している。それから代案を試していこう。だが、最も保証を与えてくれるのは、この形なんだ」

「チェコ戦やハイチ戦のパフォーマンスが良くなかったと認めて、まだ心配しているか? 我々はプライドを持つことだけじゃなく、戦術面のトレーニングもしてきた。ユヴェントス勢が多い? 同じチームでプレーする選手たちがいるのは幸運だよ。ユーヴェだろうがミランだろうが、ほかのチームだろうがね。協力関係ができていることは、どんな監督にとっても幸運なことだ」