江蘇省泰興市内で4日午後5時ごろ、ゴム製避妊具の自動販売機が爆発した。販売機がばらばらになって飛び散り、近くに停めてあった乗用車のフロントガラスを砕いた。中国江蘇網などが報じた。

 販売機は公衆便所の外側に設置されていた。近隣住民によると、道を歩いていたところ突然、「バン!」という大きな音が聞こえ、鉄の塊が眼前を横切って、販売機とは道路を隔てて停めていた自動車のフロントガラスに命中した。フロントガラスは砕け散った。

 販売機は完全に破壊され、周囲には部品と商品が飛び散っていたという。

 販売機は泰興市政府の薬具ステーションの保有だった。市政府職員と管理を委託されている業者の技術者が駆けつけたが、技術者は「販売機が自爆するはずはない」と説明した。

 同市内には同様の販売機が60台以上設置されており、技術者が市内を巡回して2、3日に1回の割合で各販売機を点検している。「このように爆発したことは、初めてだ」という。

 技術者は、「何者かが、商品の取り出し口から爆竹などを突っ込んで、点火したのではないか」との考えを示した。(編集担当:如月隼人)