マンチェスター・シティのロベルト・マンチーニ監督は、自らの続投を確信している。『ガーディアン』のインタビューでは、来季の目標にも言及した。

まずは、大物ストライカー獲得の必要性についてだ。マンチーニ監督のファーストチョイスは、ナポリFWエディンソン・カバーニである。同選手について、指揮官は「彼のことは好きだが、それは世界中がそうだろう。どうなるかは分からない」とコメントしている。

マンチーニ監督はリヴァプールFWルイス・スアレスとアトレティコ・マドリーFWラダメル・ファルカオも評価しており、次のように続けた。

「前者はリヴァプールのようなトップチームでプレーしている。カバーニやファルカオはみんなが好きな選手だ。ネイマール? 良い選手だよ。若いしね。だが、イングランドでやる準備があるかどうかは分からない。まったく異なるサッカーだからだ。彼はバルセロナからレアル・マドリーへ行くと思う。よりテクニカルなサッカーをするところだ。だが、カバーニとファルカオはイングランドでも機能するだろう。彼らにはより経験がある。26、27歳で、適応するに十分な強さがある」

適応しなかったのは、イタリアへ戻ったミランFWマリオ・バロテッリだ。マンチーニ監督は同選手について、「パパラッチと『サン』にとっては、大きな問題だろうね」と皮肉を述べ、次のように続けている。

「私は、彼がミランでゴールを決めていることを喜んでいる。ゴールを量産すると確信していたよ。イタリアのリーグはイングランドほど難しくないからだ。それに、彼にとってはより簡単だよ。イタリアで生まれ、イタリアのサッカーを知っているんだからね」

「私が思うのは、シティが彼にとって大きな、とても大きなチャンスだったということを、マリオが理解しなかったということだけだ。これからの5、10年、シティはトップクラブでいられるかもしれない。だが、彼はそれを考慮しなかった。自分の未来を考えなかった」

「彼は良い青年で、もう16歳ではないが、それでもまだ若い。そして、若いときは過ちも犯すものだ。彼は複雑な幼少期を過ごした。それが、今、彼がああなった主な理由の一つなんだ。それからは幸いにも素晴らしい家族と出会えたが、22歳では35歳の人間と同じ経験を積めるわけじゃない。私は彼にすべてを与えようと試みた。私にとって息子のようなものだ。残念だよ。マリオはシティのためにもっとやれたと思う」

2人が互いを好んでいることは、『サン』でのバロテッリのコメントからも分かるだろう。シティのオーナーに対し、こう呼びかけている。

「シティにとってマンチーニ以上の監督はいない。それに最も重要なのは、選手たちも彼のことが大好きだということ。来季、誰に監督をやってほしいか、選手たちに聞いてみなよ。誰もがロベルトと言うはずだ。彼は監督というだけじゃなく、友人なんだ。彼が勝ち取ったものを見てごらん。FAカップに、40年も手にしていなかったタイトルだ。(アレックス・)ファーガソン監督だって毎年勝つわけじゃない。でも、常にやり直すじゃないか」