20日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグで、バルセロナにホームで2−0と勝利したミラン。キャプテンのMFマッシモ・アンブロジーニは、試合後に喜びをあらわにした。

「素晴らしい夜だ。序盤戦がああなって、こういう夜が必要だった。僕らはこういう試合をしなければいけなかったんだ。彼らはうまくサッカーをしたけど、僕らもうまかった。本当に彼らにほとんどチャンスを許さなかったね。でも、まだ何もやり遂げてはいない。カンプ・ノウでの彼らはなんだってできるんだ」

ヒーローの一人となったのが、2点目を挙げたMFサリー・ムンタリだ。同選手はこう話している。

「バルセロナ相手に勝つのは難しいことだ。この勝利は僕らにとって非常に重要だよ。(マッシミリアーノ・)アッレグリ監督がマン・オブ・ザ・マッチ? 練習で監督は僕らに何をすべきか教えてくれた。僕らは彼の助言に従って、すべてがうまくいったんだ」

「(リオネル・)メッシに対してすごくキツくいったから、彼にとっては難しかったね。常に僕らの選手が2、3人いたからだ。ガーナ人の2人がゴール? そうだね。最初はプリンス(ケヴィン=プリンス・ボアテング)で、次が僕だった。とにかく、セカンドレグのことをすごく心配しているよ。彼らは勝つために全力を尽くすだろう。でも、僕らも勝負するよ」

MFリッカルド・モントリーヴォもアンブロジーニのコンセプトを強調している。

「準備していた試合をした。すべてのスペースを閉ざして、カウンターで相手に脅威を与えたんだ。彼らは素晴らしいチームだからね。確かに予期せぬ結果だった。僕らの相手は世界最強のチームだったんだ」

「セカンドレグでも今日と同じようにやろうとしなければいけない。この勝利は会長からサポーターまで、ミラン全体にささげるものだ。熱意を持ってダービーに臨もう。僕らが本物のチームになったのはいつかって? たぶん、ホームでのユヴェントス戦だね。あそこで僕らは自分たちにもっと自信を持てるようになったんだ」

GKクリスティアン・アッビアーティにとっては、予想以上に穏やかな夜となった。実質的にほとんどセーブしなくてよかったからだ。

「僕らの守備はほぼ完ぺきだった。素晴らしいチームを相手に素晴らしい試合をして勝利したね。ポゼッションがずっと彼らのものになることは分かっていた。(ジャンパオロ・)パッツィーニや(ステファン・)エル・シャーラウィ、ボアテングがとてもうまく守備を助け、スピーディーに攻撃に転じていたね」

「バルセロナが僕らを軽んじたのではない。僕らが素晴らしい試合をしたんだ。セカンドレグ? (かつての)アーセナル戦のセカンドレグを見直すだけで、同じミスをしないようにしなければいけないと分かるだろう」

DFケヴィン・コンスタンもアッレグリ監督の功績をたたえている。

「監督はとてもうまく僕らを鼓舞し、試合への準備をしてくれた。監督からは、僕らは自分たちを信じなければいけないと言われた。そのとおりにやったのさ。僕らは良いプレーをした。次はセカンドレグでどうなるかを見てみよう」