20日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグで、ミランに敵地で0−2と敗れたバルセロナ。カンプ・ノウでのセカンドレグでは、大逆転劇が必要となる。病気の治療で不在のティト・ビラノバ監督に代わり指揮を執ったジョルディ・ロウラ助監督は、記者会見でこう話した。

「我々は必ずラウンドを突破する。ホームのピッチでこの結果をひっくり返してみせるよ。この結果はオーバーなものだ。ピッチがじゃがいも畑のようだったね。だが、それは分かっていたことだ。今日は我々のベストパフォーマンスではなかった。だが、我々はこのチームを完全に信頼している」

バルセロナ側が特に批判しているのが、ミランの先制点の場面でハンドがあったというものだ。

「あのゴールで少し集中が切れてしまった。我々が試合を支配し始めていたときだったんだ。いずれにしても、じゃがいも畑のようなピッチで、とても守備を固めるチームを相手にプレーするのは難しい」

一方、DFジェラール・ピケはイタリアのテレビのインタビューで、言い訳はできないとしている。

「ピッチのせいじゃない。審判のせいでもない。彼らのゴールではハンドがあったけどね。僕らのプレーはとても悪かった。でも、最初に優位に立ったのにもかかわらず、ゴールを決めることができなかったんだ。チャンスをたくさんつくることができなかった。ラウンドを突破するためには、もっともっとやらなければいけない。サン・シーロで勝つのは難しいことだ。ミランはすごくリズムを高く保ったね。繰り返すけど、僕らのプレーは悪かった」

また、クラブの公式チャンネルのインタビューでは、ピケはこのように話している。

「あまりにもキツい結果だ。でも、これもサッカーのうちだよ。今夜はイタリア流のカテナッチョのレッスンを受けた。彼らのゴールシーンではハンドがあったのは明らかだったから、抗議をしたんだけど、イエローカードをもらったよ。どうしてあれを見なかったのか、分からないね」