ミランMFマテュー・フラミニとMFアントニオ・ノチェリーノが、20日のチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦ファーストレグ、バルセロナ戦を欠場することになった。クラブは、フラミニが左ももを、ノチェリーノが右ももを痛めていることを発表している。

アドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役は19日の練習前に、報道陣に対して「ドクターからフラミニに問題があると言われたところだ」と明かしていた。フラミニはMFサリー・ムンタリとともに、シルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長がバルセロナFWリオネル・メッシの理想的なマーカーとして名前を挙げていた選手だ。

また、ガッリアーニ代表取締役は、ベルルスコーニ名誉会長が、インテルとのダービー前日にミラネッロを訪れると明かしている。また、同名誉会長がバルセロナ戦でサン・シーロに姿を見せる可能性もあり得ると話した。

一方、1999年から2006年まで7年間バルセロナの下部組織に所属し、トップチームで163試合に出場して41ゴールを記録したミランFWボージャン・クルキッチは、『ミラン・チャンネル』で次のように話している。

「そう、僕にとってはほかと違う、特別な一戦だ。でも、自分の心の中にあることは考えたくない。ピッチのこと、90分間のことだけを考えたいんだ。僕はバルセロナと対戦したことがない。だから、僕にとっては1試合以上の一戦なんだ。でも、チームを助けることだけを考えたい。僕が望んでいるのはそれだけだ」

「僕らは良い時期にある。自信を持たなければいけない。うまく仕事して、CLベスト16でバルセロナと対戦するということ、つまり大きな注目を浴びるということを自覚しつつ、試合に臨まなければいけないよ。勝ち点3を争う一戦じゃない。180分間の戦いで、ゴールが重要となる。得点を挙げることは大切だよ。ただ、失点しないことも重要だ。180分間、全員が団結しなければならない」