ミランのシルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長は、マッシミリアーノ・アッレグリ監督に、チャンピオンズリーグのバルセロナ戦でFWリオネル・メッシにマンマークをつけるように指示している。

これに対し、イタリア監督協会のレンツォ・ウリヴィエリ会長は、「そうやって言うのはよろしくない。我々はコヴェルチャーノで、ゾーンとともにマンマークすることを教えているからだ。ここで育った人が違うやり方をしたら、私は驚くね」と語った。

ベルルスコーニ氏のミランで指揮を執った経験のあるファビオ・カペッロ監督は、「彼は監督をやるのが好きなんだよ。でも、(マークには)1人だけじゃなく、2人が必要だ」とコメントしている。ただ、バルセロナにはほかにも良い選手たちがいるが…。

ユヴェントスのアントニオ・コンテ監督は、「メッシを止める方法? 銃を使えば…」とジョークを飛ばした上で、「アンドレア・アニェッリ(ユヴェントス会長)は私に何も提案してこないよ。言い足しておこう。幸いにも、ね」と続けた。

1970年のメキシコ・ワールドカップ出場者も、ベルルスコーニ名誉会長の指示について言及している。元ミランの背番号10、ジャンニ・リヴェラ氏は「メッシが簡単に近くの仲間を見つけられず、ボールをなかなか持てないようにするには、周りに蜘蛛の巣を張る必要があるんだろうね」と話した。

一方、元インテルのスターであるサンドロ・マッツォーラ氏は、「私は、彼の前に2人、後ろに張りつくために1人が必要だと思う」と述べている。