元ミランのガットゥーゾ「メッシはまるでプレステの選手」

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 今シーズンからスイス・スーパーリーグのシオンでプレーする元ミランのMFジェンナーロ・ガットゥーゾがスペイン紙『ムンド・デポルティーボ』のインタビューに応え、現在の暮らしぶりや古巣のミランについて語っている。

 初めに、スイスでの生活について語ったガットゥーゾは、若い選手たちとのプレーに新しい喜びを感じているとコメントしている。

「スイスでの暮らしをとても楽しんでいるよ。ギャンブルもないし、田舎の雰囲気を満喫している。とても若いチームでプレーしているから、17歳でスコットランドのレンジャーズに行った時のことを思い出すね」

「目の問題についてもだいぶ良くなった。医者が懸命に治療してくれて、今では回復している。最初の目標は普通の生活を取り戻すことだったけど、今ではそれをクリアしてサッカーを楽しむことができている」

 一方、チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦でバルセロナと対戦する古巣ミランについてバルセロナ優位を認めながらも「サッカーは何が起こるか分からない」と語っている。

「現時点では、ミランとバルセロナの間には大きな差がある。バルセロナは世界最強のチームだし、皆が彼らのようになりたいと思っている。そして彼らにはリオネル・メッシ(アルゼンチン代表FW)という素晴らしい選手がいる。1年で90ゴール以上を決めるなんて、人間じゃないよ。まるでプレイステーションの選手みたいだ」

「しかし、サッカーは筋書き通りにはいかない。何が起こるか分からないんだ。去年だってバルセロナ相手にアントニオ・ノチェリーノ(イタリア代表MF)がゴールを決めた。サッカーは奇妙なものなのさ」