ミランのアドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役は、チャンピオンズリーグのバルセロナ戦に向けて、FWステファン・エル・シャーラウィが回復できるはずだと楽観を示している。

バルセロナとの決勝トーナメント1回戦ファーストレグは20日に行われる。ガッリアーニ代表取締役は「心配よりも、ステファンが回復するという希望がある」とコメント。エル・シャーラウィのひざの痛みが消えることを信じていると語った。

同代表取締役はバルセロナとの試合について、「我々は2シーズンで彼らと6度目の対戦をすることになった。信じられないことだ。勝負していこう。バルセロナは世界最強のチームだが、心理的に押されずに戦うよ」と話している。

バルセロナ戦を終えると、24日にはインテルとのダービーが待っている。15日のパルマ戦で、ミランサポーターがいるクルヴァから、負傷離脱したインテルFWディエゴ・ミリートに反するチャントがあったという件について、ガッリアーニ代表取締役は「聞こえなかった」とコメント。次のように続けている。

「ミリートの負傷を残念に思ったよ。我々は公式サイトで彼へのエールを送った。偉大なカンピオーネに親愛の情を示している。それがミランの立場だ」

ダービーの前に雰囲気が緊張しているとの声にも、ガッリアーニ代表取締役は「ノー、ノー。そうは思わない。大騒ぎするのはよそう」と話している。

また、シルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長は『Radio Lombardia』で、3試合で4得点を挙げているFWマリオ・バロテッリについて、このようにコメントした。

「フェノーメノ(怪物)になったね。スターのセンターフォワードだ。ミラノの交通を止めてしまうね。彼は幸運なスタートを切った。このまま続けてくれることを願おう。そして特に、良い振る舞いをするように願おう。練習や試合のピッチでは申し分ないが、ピッチの外では、挑発された結果ということもあるのだろうが、行きすぎるときがあるからね。我々は愛情をもって彼のそばにいる。もうやりすぎないようにさせるよ」