フットサルW杯がいよいよ開幕しました。
日本の初戦は、ブラジルです・・・こりゃまた強いところとあたっちゃいましたね。日本のグループは他にもポルトガルがいたりするんで、かなり厳しいです。
大会直前の親善試合ではブラジル相手に引き分けていたので、もしかしたら・・・という期待もちょっとだけあったんですけど、まあ、甘くはなかったですね。

前半から日本は防戦一方でした。ボールを持ってもブラジルの高い位置からのプレスに中々前に行けません。たまにシュートまで持ち込んでも、ほとんどフィールドプレーヤーにブロックされてブラジルのゴレイロが活躍するシーンがありません。ブラジルが楔の縦パスを出させないような絶妙なポジションをとってるんですね。

一方、ブラジルは日本のプレスをやすやすとかいくぐってシュートを放ちますが、日本はゴレイロ・川原のファインセーブで得点を許しません。しかし、ギリギリのところで耐えていた日本ですが、前半13分にブラジルのシュートが森岡の足に当たってゴールネットを揺らしてオウンゴールのような形で失点。その後、7割くらい取られていたポゼッション率をやや戻したものの、決定機を作れずにブラジルペースのまま前半終了。

後半に入ると立ち上がり1分も立たないうちに、自陣内でのパス回しを奪われて失点。高い位置でプレスがきつかったとはいえ、あそこで奪われてはきついですね。とか思ってたら、1分後にさらに失点。ブラジルの選手が倒れたところで日本の選手の動きが止まったように見えましたが、そこからボールと繋がれての失点です。さらにさらに、24分には日本の左サイドからのシュートをそれまで好守を見せていた川原の手を弾いてのゴールで4ー0。前半は1失点で耐えていた日本ですが、さすがにブラジルは強いですねえ。

ブラジルの前になす術がなかった日本ですが、27分、逸見がドリブルで中央を突破して前線に持ち込み、最後は稲葉が決めて4ー1。
1点返して勢いに乗った日本は・・・といきたいところですが、さすがにブラジル相手にはそうはいきませんね。後半のポゼッションは5分5分くらい(最終的には49%)なんですが、ブラジルはシュートまで持っていく事ができるのに対して、日本がボールを回してもシュートを狙える位置まで持っていくことがほとんど出来ません。最後はパワープレーでで勝負をかけましたが、得点に至らず(というかシュートもままならず)に試合終了。

ブラジルに4ー1という結果は健闘したと言えるんでしょうね。試合内容としてはブラジルとの差の大きさを痛感した感じですが、相手は優勝候補ですから、あれだけの危ないシュートを打たれて4失点はよく守ったと言えるのかもしれません。(ブラジルのシュートは44本、日本は16本)
この大会はグループ3位でも決勝トーナメント進出の可能性がありますので、得失点差はとても大事です。その意味では返した1点は大きかったかもしれません。次の試合はリビアに5ー1で勝ったポルトガルです。またまた強豪との対戦ですが、なんとか食らいついて欲しいと思います。

あ、世間的には注目されているカズこと三浦知良選手ですが、好守に頑張ってたと思います。一人だけサッカーっぽい動きだったような気がしないでもないですが、あの年齢でのW杯出場を果たしました。尊敬しちゃいますね。