さて、先日の壮行試合・ニュージーランド戦で期待を萎ませてしまった五輪代表ですが、本番直線の強化試合・ベラルーシ戦です。この試合からやっと吉田麻也が合流して先発です。一方、もう一人のオーバーエイジでニュージーランドで唯一目処がたったように見えた徳永がベンチスタート。どうやら酒井高徳を試すようです。こんな直前にメンバーを入れ替えたりして大丈夫なんですかね?

ベラルーシは、ニュージーランドよりかなり上の実力を持ってますね。ニュージーランド戦であれほど繋がったパスも、ベラルーシ相手では、なかなか繋がりません。ベラルーシの守備は固く、日本はパスコースがあまりありませんね。宇佐美とか清武が個人技で崩そうとするけど、決定機まで持ち込む事ができません。クロス上げてもターゲットがいないし。
一方の、ベラルーシは攻撃にあまり人数をかけてこないので、日本がボールを奪ってもカウンターになりません。ベラルーシの攻撃も迫力がないですけど、日本も決定機を作れず、全体として盛り上がりのない前半になってしまいました。

前半23分、日本のパスミスから崩されてシュートを打たれたのが両チーム通じて前半唯一の決定機。シュートがGK権田の正面だったので助かりました。

後半頭から関塚さんは、6人メンバーを変えてました。コンビネーションの熟成より選手の疲労、あるいは控えメンバーの試合感を重視したんですかね?CBに徳永入れて山村をボランチにしてましたけど、この期に及んで、まだテストなんですねえ。

後半12分にパスが相手に当たってDFラインの裏にこぼれる決定機があったけど、東がGKとの1対1を決められず。
後半のメンバーの方が若干、攻撃が活性化してるかなあ。多分、齋藤が入った影響だと思います。

後半16分に、米本と林と大岩を投入。
え?え?え?バックアップメンバー3人投入??????????
さらに、宇佐美を下げて、やはりバックアップの山崎を投入。

うん、どうやら関塚さんは、この試合の目的を新しいチームのコンビネーションの向上というより、コンディション調整に置いていたんだな、きっと。2日後にメキシコとの強化試合も控えているからね。

後半35分に、それまで外しまくっていた杉本がゴール。そして、そのまま試合終了。

後半は、メンバーも入れ替えてバックアップメンバーを4人とも使ってたんで、あまり参考にならない気がしますけど、前半はコンビネーションがイマイチだったのが心配。宇佐美の個人技でチャンスが出来ていたけど、本当に急造チームという印象ですね。長い五輪予選で培ったコンビネーションが何処かに行っちゃった感じ。本番に間に合うんですかね?

というわけで、コンディション調整の試合で見るべきものが無かった試合でした。はあ・・・