西田敏行も思わず涙ぐむ「父から娘」への手紙
![美山加恋、優香、西田敏行らが『ももへの手紙』の舞台挨拶に登場](https://image.news.livedoor.com/newsimage/8/5/85439c776bed9abc64150e2cd9963e0c.jpg)
挨拶で、優香は「やっとこの日を迎えられて本当に嬉しいです。加恋ちゃんとのアフレコもすっごく楽しくて、本当にお母さんと呼んでほしくなっちゃうくらい仲良しになりました(笑)。」と美山との仲についてもコメントした。
今回、キャストたちによる舞台挨拶の他にも、「父から娘への手紙キャンペーン」の授賞式も行われた。映画「ももへの手紙」は、父から娘に残した手紙がキーとなることから、大切な人同士の、「思いを届ける=思いを深める」という目的で“父から娘へ”の手紙を募集。美山らも選考委員となっている。最優秀賞を受賞したのは、広島県在住の佐渡泰さん(49歳)。この日、広島からやってきた佐渡さん父娘も登場。受賞について「すごく緊張しています。このキャンペーンが無ければ、手紙を書くこともなかったと思います。本当にありがとうございます!」と喜びをコメントをした。実際に娘の仁美さん(18歳)の前で手紙を読み上げる場面では、緊張のあまり手が震えてしまうシーンもあった。手紙を読む様子に会場内はもちろん、キャスト陣も感動しきり。西田や美山は思わず目に涙を浮かべる場面もあった。自分へ送られた手紙を真剣な様子で聞いていた仁美さんも「心の準備をしていなくて…。初めて父の気持ちを知りました。私を支えてくれる唯一の肉親なので、人生をかけて恩返ししていきたいです。」と新生活スタートに気が引き締められたようだった。
ひとり暮らしを始めた仁美ちゃんへ
入学おめでとう!新しい生活、「ひとりぐらし」のスタートだね。大学生活、思いっきり楽しんで、いろんな良い経験を積んで、今までとはまた違った成長した仁美ちゃんに会えるのを楽しみにしています。生まれてずっと二人で一緒に生活してきたので、仁美ちゃんが居なくなるとお父ちゃんも、ひとり暮らしの開始かな。
高校の卒業式の日、最後のホームルームでひとりずつ挨拶する際、「私の家は父子家庭で、家ではお父さんにきつい事を言ったりしましたが、育ててくれて感謝しています。これからは親孝行したいと思います。」と挨拶してくれましたね。
クラブの事とか楽しかった事なんかを話すと思っていたので、思わず涙ぐんでしまいました。
お母さんが居ないこと。仁美ちゃんにとってもしんどかった事と思います。お父ちゃんに言えないこと、相談できないこと、いっぱい、いっぱいあったと思います。ひとりで悩んで、お父ちゃんに怒られてもいつもひとりで我慢していたことと思います。「ごめんね」
一度だけ「あんたには私の気持ちはわからんのよ!私にはどうしてお母さんがおらんの!」とけんかをした時言いましたね。お父ちゃんはそのとき「ごめんね」としか言えませんでした。
仁美ちゃんが生まれる時、お母さんは亡くなりました。出産のとき、医学的に悪い状況がいくつも重なった事もありますが、一番の原因はお父ちゃんがお母さんを精神的に支えてあげる事が出来なかった事だと思っています。いままでお母さんの話はしてこなかったし、優しい仁美ちゃんはお母さんの事を聴くことも無かったよね。「仁美」の名前は亡くなる前、お母さんと一緒に決めた名前です。優しく心の美しい人になりますようにと。仁美ちゃんが受け入れてくれる時、いつかお互いにゆっくりとお母さんの話をしたいと思います。
絵本を2冊以上読んであげないと眠らなかった仁美ちゃん。寝るときはいつも手をつないでいましたね。
出かけるときはいつも一緒。お父ちゃんのボランティア活動に何時もくっついて来ていた仁美ちゃん。だけど、中学・高校時代、お父ちゃんは完全に嫌われてしまいましたね。いつの間にか大人の階段を駆け上がって行っている仁美ちゃん。
頑張り屋で、優しく、しっかり者の仁美ちゃん。お父ちゃんはひとり暮らしをする事自体、あまり心配していません。ただ、これからひとりで決めて行くことが多く成ります。優しさゆえになかなか決められない事、迷うことも多くあると思います。役に立たないと思っているかもしれませんが、これでも結構人生経験積んでいるつもり。少しは当てにして下さい。
いつでも良いのでたまには連絡下さいね。
お父ちゃんより
入学おめでとう!新しい生活、「ひとりぐらし」のスタートだね。大学生活、思いっきり楽しんで、いろんな良い経験を積んで、今までとはまた違った成長した仁美ちゃんに会えるのを楽しみにしています。生まれてずっと二人で一緒に生活してきたので、仁美ちゃんが居なくなるとお父ちゃんも、ひとり暮らしの開始かな。
高校の卒業式の日、最後のホームルームでひとりずつ挨拶する際、「私の家は父子家庭で、家ではお父さんにきつい事を言ったりしましたが、育ててくれて感謝しています。これからは親孝行したいと思います。」と挨拶してくれましたね。
クラブの事とか楽しかった事なんかを話すと思っていたので、思わず涙ぐんでしまいました。
お母さんが居ないこと。仁美ちゃんにとってもしんどかった事と思います。お父ちゃんに言えないこと、相談できないこと、いっぱい、いっぱいあったと思います。ひとりで悩んで、お父ちゃんに怒られてもいつもひとりで我慢していたことと思います。「ごめんね」
一度だけ「あんたには私の気持ちはわからんのよ!私にはどうしてお母さんがおらんの!」とけんかをした時言いましたね。お父ちゃんはそのとき「ごめんね」としか言えませんでした。
仁美ちゃんが生まれる時、お母さんは亡くなりました。出産のとき、医学的に悪い状況がいくつも重なった事もありますが、一番の原因はお父ちゃんがお母さんを精神的に支えてあげる事が出来なかった事だと思っています。いままでお母さんの話はしてこなかったし、優しい仁美ちゃんはお母さんの事を聴くことも無かったよね。「仁美」の名前は亡くなる前、お母さんと一緒に決めた名前です。優しく心の美しい人になりますようにと。仁美ちゃんが受け入れてくれる時、いつかお互いにゆっくりとお母さんの話をしたいと思います。
絵本を2冊以上読んであげないと眠らなかった仁美ちゃん。寝るときはいつも手をつないでいましたね。
出かけるときはいつも一緒。お父ちゃんのボランティア活動に何時もくっついて来ていた仁美ちゃん。だけど、中学・高校時代、お父ちゃんは完全に嫌われてしまいましたね。いつの間にか大人の階段を駆け上がって行っている仁美ちゃん。
頑張り屋で、優しく、しっかり者の仁美ちゃん。お父ちゃんはひとり暮らしをする事自体、あまり心配していません。ただ、これからひとりで決めて行くことが多く成ります。優しさゆえになかなか決められない事、迷うことも多くあると思います。役に立たないと思っているかもしれませんが、これでも結構人生経験積んでいるつもり。少しは当てにして下さい。
いつでも良いのでたまには連絡下さいね。
お父ちゃんより
親子の絆を深める映画『ももへの手紙』は、丸の内ルーブル他 全国絶賛公開中。
・『ももへの手紙』 - 作品情報