MFピエルマリオ・モロジーニが14日のペスカーラ戦で試合中に倒れ、亡くなったことを受け、リヴォルノは同選手の背番号25を永久欠番とするようだ。

スタジアムの外に集まったファンが署名運動を始めたことによるもので、リヴォルノのアッティリオ・ペロッティTD(テクニカルディレクター)が「これはアルド・スピネッリ会長の希望だ。近いうちに決まるだろう」と明かしている。なお、ヴィチェンツァは2007年から09年、および11年に在籍したモロジーニへの追悼から、すでに永久欠番にすることを発表している。

リヴォルノのサポーターは15日、「君らは人生において戦ってきた。ピッチでそれを示した。チャオ、モーロ」という横断幕を掲げた。一人の少年は靴とカードをささげており、カードには「ピッチで走っていたように、天でも走り続けられるように…」と書かれている。

リヴォルノのチームメートたちは同日、記者会見に臨み、GKルカ・マッツォーニは涙を浮かべながら、「モロジーニはピッチに入るとき、『さあ、結果を出そうぜ』と言っていた」と明かした。2006年ワールドカップ優勝メンバーでもあるMFシモーネ・バローネは、次のように話している。

「つらく、難しいときだ。マリオはいつも笑顔の青年だったしね。彼は家族の問題を抱えていたのに、ピッチへ来るときはいつも冗談を言おうとしていた。昨日のペスカーラのことから、サッカー界全体が大きな愛情を示してきた。マリオは常に僕らといる。彼は偉大なんだ。そう覚えていてもらいたい」

「数か月だけだったけど、僕は彼と知り合うことができて、とても幸せだった。僕らは最高の男を失ってしまったんだよ。チーム全体が、彼と彼の彼女、家族のことを考えている。僕らはずっと彼らのためにいる」