14日のペスカーラ戦で試合中に倒れ、亡くなったリヴォルノMFピエルマリオ・モロジーニの恋人が、選手の友人や自身がプレーするバレーボールチームのチームメートたちに付き添われてペスカーラ入りし、身元確認に立ち会った。

「彼は微笑んでいるようだったわ。とても美しかった。ピエルマリオは雨の中でのプレーが好きだった。ボールを違うように扱わなければいけないんだ、って言っていたわ。昨日は雨が降っていたわね。彼は幸せだったと思う。サッカーは、サッカーボールは、彼の人生に意味を与えていたの。今日はこうやって、私や彼の友人、家族たちの顔を、太陽と暖かい風がなでていく。支えてくれるみなさんに感謝します」

アンナさんの母親、マリエッラ・ヴァヴァッソーリさんは、『スカイ』で次のように話している。

「私たちにとって、ピエルマリオは息子みたいだった。娘と5年間付き合っていたから、当然ね。それに、彼はとても簡単に人の心に入っていける人だったの。すぐに彼のことを好きになれたわ」

「ピエルマリオに体の問題はまったくなかった。悲劇が起きたとき、娘はテレビの前にいて、すぐに理解したわ。だから、私たちはすぐにベルガモを出発して、道中で彼が死んだと知ったの。彼は謙虚で素晴らしい人だった。一番の思い出? 彼の笑顔ね。たまに、あの大きな目を悲しみのヴェールが覆っていたけれど。救急車が遅れたこと? 怒りはまったくないわ。なるべくしてなったのよ」