かつて浦和レッズで指揮を執り、現在ケルンのスポーツ・ディレクター(SD)を務めていたフォルカー・フィンケが、クラブとの合意のもと辞職することが分かった。ストーレ・ソルバッケン監督との関係に亀裂が生じていたことが原因だ。『スカイスポーツ』が報じている。

 フィンケとソルバッケンは、数カ月冷え切った関係を我慢し続けてきた。2月には、フィンケはケルンの監督になりたいのではないかという報道まで浮上。本人は否定を余儀なくされていた。

 10日に行われたヘルタ・ベルリンとの試合を1-0で勝利した後、ケルンは公式HPでフィンケの辞任を発表。原因を「ソルバッケンと考えが相反したため」と伝えた。

 ケルンはフィンケの後任探しに動き出す一方、11日にも今回の辞任の理由についてより詳しく公表する予定だ。

 ソルバッケンは、冬にフィンケが勝手に北朝鮮代表FWチョン・テセをボーフムから獲得して以来、めったにフィンケと目を合わせることがなかった。

 ソルバッケンはフィンケとの関係について仕事上のものでしかないと認めていたが、両者の緊張は結局解消されることはなかった。