欧米から日本を訪れると、日本の習慣や生活様式の違いが大きく感じられることがある。フランス人のブログ「Le Dernier Exile」では、筆者が日本で感じたフランスとは異なることを紹介している。

 まず日本の生活様式についての記述が多く見られる。筆者はフランスに帰国しても、玄関口で靴を脱いでしまうとつづるほか、蒸気が立つほどの熱い湯温で入浴する、床にふとんを敷いて寝ることなどを挙げている。

 食に関しても日本はフランスと異なる点が多いようだ。ごはんは味付けせずにそのまま食べる、牛など赤身の肉は値段が高いので、あまり食べなくなるという一方で、惣菜店で購入できる食品が大変おいしいと伝えている。

 またほかに、都市部では便利に利用できる交通網が発達しているため、車を運転しなくなるという。さらに地下鉄の清潔さはほかに類がないと指摘、地下鉄の中で眠り、目的の駅に到着する直前に目を覚まし、下車するという日本人の光景も紹介している。

 さらに筆者にとっては、日本人の生活が仕事中心に見えることだったようだ。ほとんど仕事しているため、普段着がスーツとなり、また休暇は家族と共に過ごすのではなく、会社の関係者と過ごすことになると、やや誇張をまじえながら、一般的なフランス人よりも仕事に重点をおく日本人の姿を表現している。 

 最後に、日本は別の惑星のようだ、と述べている。一般に考えられている以上に日本とフランスを含む欧米文化圏との習慣の違いは多い様子がうかがえる。(編集担当:山下千名美・山口幸治)