新卒採用を実施する組織の採用関係者を対象に、携帯電話を通じた調査(モバイルリサーチ)で、卒業後3年以内の未就業者を新卒採用枠で受け入れる予定について、「新卒枠で受け入れている」が24.3%、「事情によっては新卒枠で受け入れている」が20.8%、それらを合計した『新卒枠で受け入れ(計)』は45.1%となった。ライフネット生命保険株式会社が企画・発表、ネットエイジア株式会社が実施したもの。

 それによれば、『新卒枠で受け入れ(計)』に「新卒枠での受け入れを検討している」7.1%をあわせると52.2%となり、半数以上の組織が卒業後3年以内の未就業者を新卒枠で採用することに前向きな姿勢であることが分かったという。

 また、「新卒に準ずる形(第二新卒など)で受け入れている」は10.8%、「新卒に準ずる形(第二新卒など)での受け入れを検討している」は11.9%。従業員規模別に比較すると、規模が大きいほど卒業後3年以内の未就業者を新卒枠で受け入れている傾向があり、従業員数1000人以上の組織では『新卒枠で受け入れ(計)』が51.3%と半数を超えた。

 業種別に比較すると、金融業では「新卒枠で受け入れている」が39.3%、医薬・医療では29.4%となり、メーカー・製造業(16.1%)や小売業(13.0%)よりも高くなったという。

 調査は、日本全国を対象に、2011年7月29日−8月5日実施された。(編集担当:鈴木義純)