「トッティには賛辞を送るよ。100ゴールを決められる選手は多いけど、200ゴール以上となると、誰もができることではないからね」

元イタリア代表のロベルト・バッジョ氏が3日、フィレンツェで行われたステーファノ・ボルゴノーヴォ氏に関する本「生まれついてのストライカー」の出版発表会で、ローマFWフランチェスコ・トッティの記録達成についてコメントした。

トッティは1日のバーリ戦でドッピエッタを記録し、セリエAでの通算得点を206ゴールに伸ばした。205ゴールの記録を持つバッジョ氏は、トッティについて次のように話している。

「トッティはたくさん戦ってきた。そして、すべてのチャレンジに勝ってきた。彼はピッチ内外で愛情を注ぎながら、常に全力を尽くしてきたんだ。彼がやってきたことのすべてが、こういった満足感にふさわしいものだよ」

「彼に拍手をしなければならない。誰にとっても簡単なことではないからだ。大きなアクシデントに見舞われるすべての人たちと同じように、彼も何度も疑われることがあった。だが、勇気とプライドを持つ者は、そこからリスタートできるということを知っているんだ」

「トッティには諦めるなと言っておくよ。これで止まるな、次の記録を狙え、ってね。彼には力があるからだ。コンディションがもてば、彼はまだたくさんのゴールを決めることができるはずだよ」

また、バッジョ氏は今季のスクデットについても言及。彼自身も所属したミランが優勝をほぼ確実にしていることについて、「あと1ポイントだね。だが、ミランからタイトルを取り去れる者はいないだろう。(マッシミリアーノ・)アッレグリ監督とミランの選手たちに賛辞を送るよ」とコメントした。