ドイツサッカーリーグ(DFL)は25日、ブンデスリーガのチームの2012-13のチャンピオンズリーグ出場枠がこれまでの3から4に増えると話した。これはUEFAの協会別の係数ランクでドイツがイタリアを抜いて3位に浮上したからだ。

2012年の大会から、ブンデスリーガのチームは上位4位までがチャンピオンズリーグ出場権を獲得し、5、6位チームはヨーロッパリーグ出場権を得る。

「イタリアは今季もはや3位に上がることはできない。新しいランキングによって、ブンデスリーガのチームは3チームがグループリーグ自動出場、4位がプレーオフからの出場となる」とDFLは説明した。
ドイツの躍進の一方で衰退の一途を辿るのがセリエA、これまで4チームあったCLの出場枠は2位までが自動出場権、3位は予選3回戦からの出場となり、4、5位チームがヨーロッパリーグに出場する。

最新のUEFA係数ランクでは1位がイングランド、2位がスペインで、3位のドイツはイタリアに8122ポイント上回っている。1990年代はセリエAが首位を独走していたが、2000年以降はスペインが、そしてここ数年はプレミアリーグが1位に立っている。

DELの会長は、ドイツがさらに上位になる可能性を示唆、「辛抱強くやれば、(スペインの)プリメーラ・ディビジョンを抜く自信もある」と話した。

イタリアは昨季インテルがチャンピオンズリーグに優勝したが、今季は決勝トーナメントに進出したインテル、ミラン、ローマの3チームともホームのファーストレグを落とし、4チーム目のサンプドリアは予選で敗退している。また、ヨーロッパリーグではナポリが決勝トーナメント1回戦で敗退し、ベスト16に勝ち残ったチームはない。

一方、ドイツ勢はチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦で、バイエルンが先勝、シャルケはアウェイでバレンシアとドロー、ヨーロッパリーグではシュトゥトガルトは敗れたが、バイヤー・レヴァークーゼンはベスト16に進出している。