地図をコラージュして描かれた繊細なポートレートや風景画
ニューヨーク出身のアーティストMatthew Cusick氏は、地図を切り抜きはり合わせたコラージュの手法により、地図の色合いや地形、地図上の文字を生かし、具象性と抽象性を併せ持つ独特の雰囲気の人物画や風景画を描いています。
作品は以下から。Matthew Cusick Paintings & Collage > Map Works
男女の肖像は、2010年の「Red & Blue」という作品。
細部。
地名の一部だと思われますが、女性の唇の下の「Death」の文字が意味深です。
3人の女性は「Charlie's Angels」と名付けられています。2009年の作品。
単色ですが、地図上の道路や文字の密度の差を生かして陰影を作り出しています。
アメリカ横断の旅を思わせる「Transamerican」(2004年)。
「Fiona's Wave」(2006年)。白く泡だった部分はフィヨルドのようにも見えます。
「Kara's Wave」(2009年)はアルミニウムのパネルをベースに使った作品。
「Chasing the Dragon(ドラゴンを追いかけて)」は2006年の作品。下部は木製パネルにアクリル絵の具で着彩してあります。
「Many Rivers」(2009年)。複雑に交差する高架道路のような部分はすべて地図上の「水」を使っています。タイトルどおり「河川」を表現しているのでしょうか。
「Course of Empire(帝国の走路)」、2006年。
「Empire Revisited(帝国再訪)」、2009年。
このほかにもMatthew Cusick氏の作品を多数以下のサイトから見ることができます。
Matthew Cusick
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