コクヨファニチャー(大阪市、黒田英邦社長)は、8月6日〜8日の期間、20代の男女若手社員500人に対し、「オフィスのモチベーションアップに関する調査」を実施した。それによると、今のオフィス環境に満足していない人は40 %以上となり、オフィス家具や備品はモチベーションを上げるのに重要とする回答も約90 %に上り、生産性向上にオフィス環境が重要な役割を果たしていることが分かった。

 調査の結果、「全く満足していない」人は9.4% 、「あまり満足していない」人は34.2% と、「満足していない」と感じている人が全体の43.6% に上った。

 「オフィス家具や備品よって業務効率が変わると思う」と感じている人は91.8%で、オフィス環境がモチベーションだけでなく業務効率に対しても影響があると多くの人が感じていることが分かった。

 プラス要因とマイナス要因の比較では、「オフィス環境によって仕事に対するモチベーションが上がったことがある」69%に対し、「モチベーションが下がったことがある」82.6%と大幅に上回っており、モチベーションにはマイナス要因のほうが大きく影響することが分かった。

 さらに約2割(18.6%)の人は、「会社のオフィス家具や備品に対する不満から、転職を考えたことがある」とまで答えている。

 こうした不満が蓄積するような「モチベーションを左右するオフィス家具や備品」は、1 位から順に、「パソコン」、「自分のデスク」、「自分のチェアー」、「文具」、「ロッカー」となっている。男女別で違いが明確になっているのは、「パソコン」は男性74%、女性67.6%、「文具」は男性28.4%、女性48.4%、5位「ロッカー」は男性20%、女性32.4%となっている。

 また、複数回答の総数では、男性の総回答数747件、女性総回答数843件となっており、同社では「女性の方がオフィス環境に対して敏感」と推測してる。

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