若手多用で新スタート

10日に横浜で日本代表と対戦するスコットランドに負傷者が続出している。

特にレギュラーのMFスコット・ブラウンとショーン・マロニー(共にセルティック)、FWのスティーヴン・ネイスミス(レンジャーズ)が6日に辞退したのは痛手だ。これでジョージ・バーリー監督が先週発表した代表メンバーから7名が離脱したことになる。

マロニーの代わりにダンディー・ユナイテッドのMFスコット・ロバートソンを追加招集したバーリー監督は、6日の練習後に次のように話した。

「今日の練習は5対5でやった。プレーできる選手が10人しかいなかったらね。だが、打撲などの負傷者についてはまだ様子を見ないとわからない。必要ならば、さらに追加招集する。試合は土曜日だが、100パーセント、フィットしていない選手は使わない」

長時間の遠征のせいで、離脱者が増えたのではという疑問については、バーリー監督は次のように答えた。

「これは非常に有益な試合だ。来年の欧州予選までに6試合ほどしかない。W杯予選のマケドニアとオランダとの最後の2試合のプレーを基盤に経験を積み重ねていきたいんだ。いいチームとなるための核はあるし、それに初出場の選手を加える。彼らのプレーを見ることができるのだからすばらしいよ」

スコットランドはW杯予選で3位に終わり、来年のW杯出場を逃した。しかし、バーリー監督の続投が決まり、日本戦は新チームのスタートとなる。ウェストブロムのMFグレアム・ドランス、プレストンのMFロス・ウォレス、ハイバーニアンのFWデレク・ライオダンらの若手が代表でどのようなプレーを見せるか、バーリー監督も大きな期待を抱いているようだ。

「新顔が数多く投入されるが、これは長期的にスコットランドのためになることだ。毎試合が進化なのだ。我々は前進することだけを考えている。(W杯予選の)最後の2試合のパフォーマンスには満足しているし、ファンも我々のプレーを誇りに思ったと思う。だが、残念ながら予選突破はかなわなかった。我々は前へ進まなければならない。親善試合でも、進歩を続けなければならないんだ」