いよいよ王者バルサのプレシーズンが始まる。今シーズン最初の記者会見を行ったグアルディオラ監督は、エトーの退団は確実であることを認めた。「バルサにとってエトーの退団が一番だった」とはっきりと語ったグアルディオラ監督。「もちろん間違えかもしれない。しかし、責任は私にある。そういう決断をするために私はここにいる」と続けた。

 昨シーズン、得点王争いをしたFWに対する厳しい言葉。「もちろんエトーはすばらしい選手だ。プレーについての問題は何もない。態度の問題でもない。私は選手の性格を変えるためにここに居るわけではない。これはフィーリングの問題で、選手の入れ替えが必要だった。選手としての経験からこの決断に至った」とグアルディオラ監督は言う。

 一方でイブラヒモビッチの加入については、「全てを獲得してしまうR・マドリー以外、今の時代、先が全く分からない。各選手事情が違うし、彼はまだインテルの選手」と語った。エトーとイブラヒモビッチの2人を抱えることについては、「バルサは金持ちクラブだけど、そこまででもない。2人とも素晴らしい選手だし、同じポジションにオーバーブッキングさせて置いておくわけにはいかない。長期的に考えて良いことではない」と状況を説明している。はっきりしていたグアルディオラ監督の決断。エトーがバルサに別れを告げる日が迫ってきた。

(スペイン通信)