アーセナルのMFセスク・ファブレガスは、新オーナーの就任で莫大な資金力を得たマンチェスター・シティの獲得候補に名前が挙がっていることについて、「移籍するつもりはない」と明言した。

 レアル・マドリーからFWロビーニョを獲得し、今夏の移籍マーケットで大きな注目を集めたマンC。さらに、クラブを買収したアブダビ・ユナイテッド・グループの代表スライマン・アルファヒムは、「補強資金に糸目はつけない」と宣言しており、1月の移籍解禁を待って、大型補強に着手するものとみられている。

 その補強リストに名前が浮上しているといわれるセスクだが、本人に移籍の意思はないようだ。

「僕のところにマンCから何の連絡もないよ。僕の名前が出たのは本当らしいし、欲しがってもらえるのは嬉しいことだけど、今はアーセナルで満足してる。ここで結果を残したいんだ。将来のことは何とも言えないけど、今はアーセナルで全力を尽くすことしか考えていない」

 さらに、レアルからマンCへ移籍したロビーニョについて、「何か理由があるんだろうけど、普通では考えられないよね」と語ったファブレガス。いまだ成長を続ける若きスペイン代表は、今のところ金銭目当ての移籍には興味がないようだ。