インドが生んだ美女テニスプレーヤー、サニア・ミルザ (c)Getty Images

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全豪オープン2008を彩る美女プレーヤー、最終回は、インドが生んだ美女テニスプレーヤーを紹介しよう。

既に地元インドでは、アイドル的存在になっているサニア・ミルザ。その影響力は、イスラム教の多いインドでは社会的問題になる程までに発展している。ミルザは、1986年にインドのムンベイに生まれ、ハイドラバードで育った。6歳のときにテニスを始め、17歳のときにプロ転向を果している。

インド人選手としては最も高い世界ランキングである27位にまで上り詰め、アジアでもトップクラスの選手に成長している注目の選手である。プロに転向した2003年にはウィンブルドンの女子ジュニアダブルス部門で優勝を果すなど、ダブルスでは現在も世界ランキング18位。シングルスでも2005年に地元のハイドラバードで初優勝を果たすと、2007年のUSオープンでは第26シードにも選ばれるなど、まさにトップレベルのテニスプレーヤーとして君臨している。

インドを代表する選手としても、アジア大会では銀メダルを獲得し、ホップマンカップ、フェド杯などでもその存在を知らしめているため、今後はオリンピックなどでも彼女の姿をみることができるだろう。

そうしたインド人テニスプレーヤーとしては異例の成績を残しているミルザだが、周囲の目はとても厳しい。特にミルザ自身がシーア派イスラム教徒であることから、プレーする際に着るウェアの肌の露出が多いことに対して宗教的に相応しくないという問題が起きている。

多くのイスラム教聖職者は、「他の若者への影響がある」として警告を発しており、中に
はプレーを妨げようとする過激な行動に出るものもおり、ミルザの試合では常にセキュリティが厳しくなっている。

更にミルザが、イスラエルのユダヤ教のシャハール・ペールとダブルスを組むと宣言した時にも、イスラエル自体の存在を否定する宗派からの攻撃も受けるなど、スポーツに宗教や政治を持ち込む結果になっている。

今年の1月には周囲の雑音と批判の多さを理由に、テニスを辞めることを考えたことを明かすなどこの問題は深刻化しているが、ミルザは全豪オープン2008でヴィーナス・ウィリアムス相手に敗れたものの、今後もインドを代表するアスリートして注目したい。

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全豪オープン2008を彩る美女プレーヤー/第1回〜第4回