まさかのポーズで日光浴を楽しむアヒルがいた――。そんなツイートが2019年3月31日に投稿され、ネット上で「かわいすぎる」「癒されました」などと大きな注目を集めている。

まずは、話題のアヒルの姿を捉えた動画をご覧いただこう。

 

こちら、ツイッターユーザーのトミナガカオリさん(@_tominagakaori)の投稿だ。井の頭自然文化園(東京・武蔵野市)の水生物園にいるアヒル達の様子を撮影した動画なのだが、後半にちょっとした異変(?)が。

なぜか、1羽のアヒルが、仰向けで寝転んでいるのだ。脚は「V」の形に大股で広げられていて、ちょっとセクシーな雰囲気。しかし顔だけはジーッとカメラ目線で、かなりシュールな体勢になっている。


なぜカメラ目線なの...。画像はトミナガカオリさん(@_tominagakaori)のツイートより

この動画は500万回以上再生され、投稿は12万回以上のリツイート、35万件以上の「いいね」が寄せられるなど大反響(4月2日15時現在)。リプライ欄には、「なんというサービス精神」「おなかさわりたい...」といった声が相次いでいる。

しかし、なぜこんなポーズを取っているのだろうか。どうしても気になるので、Jタウンネット編集部が詳しい話を聞いてみた。

「気持ちよくてウトウトしている」?

取材に応じてくれたのは、井の頭自然文化園の広報担当者。まず、アヒルが仰向けになるのは珍しいのかを尋ねると、現場の飼育担当者に確認した話だとして、

「とくに珍しいわけではなく、よく見かける光景です。話題の動画に映っていたアヒルだけでなく、他の個体もああいった仰向けの体勢になりますね」

と説明した。


後ろから見てもシュール。トミナガカオリ (@_tominagakaori)さんのツイートより

では、なぜ仰向けになるのだろうか。その点については、「う〜ん、難しいですね...」としつつも、

「こちらでも詳しい理由は分からないのですが、暖かくて日差しがある日のお昼頃によく見られるポーズです。気持ちがよくて、ウトウトしているような状態と言えるのではないでしょうか。逆に、寒い季節にはほとんど見られませんから」

としていた。

ちなみに、井の頭自然文化園が飼育している鳥類の中で、仰向けポーズを取るのはアヒルだけだそう。今回の動画がネット上で大きな注目を集めたことについては、

「私たちにとっては一般的な光景なのですが、それがここまで話題になることは驚きですし、嬉しいことですね」

と話していた。