松井秀喜

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1日放送、テレビ朝日「報道ステーション」では、野球解説者の前田智徳氏が千葉ロッテマリーンズの安田尚憲(18)を取材。清宮幸太郎や中村奨成とともに「高校ビッグ3」と呼ばれ、ドラフト1位でロッテに指名された安田を称賛した。

履正社の主砲として高校通算65本塁打を放ち、U-18W杯では高校日本代表の3番として、清宮らとともに世界と戦った安田。前田氏はまず、「この体がまずスタートラインですからね。スケールが大きい」と、188センチ、95キロという体格に賛辞を寄せた。

前田氏は安田の打撃フォームに「癖がない、無駄がない」と称賛。今季から指揮を執る井口資仁監督も「何年も在籍した選手と遜色なくやっている」「スイング的には全く問題ない」と絶賛した。

高卒ルーキーにして理想のスイングを物にしている安田が意識するのは、コンパクトなスイングだ。「インパクトまでしっかり振る」ことをイメージしている。

体の大きさもあり「コンパクトにしなくても」という前田氏だが、安田は「自分のパワーがあれば飛ぶと思っている。それよりも確率を上げられるようにシンプルなスイングにしていきたい」と返した。

恵まれた体に加えて自分を分析する冷静さ――恐るべき高卒ルーキーは、先月の練習試合で早くも4番を任されたほど。開幕1軍を目指し、バットを振り続ける手には数々のマメ。努力の証だ。

安田は「やっぱりホームランは打ちたい。でも3割も打ちたい」とコメント。すべてにおいてハイアベレージな「松井秀喜選手のようなバッター」になりたいと意気込んだ。