【前園真聖コラム】第177回「25周年を迎えたJリーグの行方を占う」
23日からいよいよJリーグが始まります。今年は25周年という区切りの年ですし、ワールドカップを前にたくさんの選手が代表メンバー入りを狙って張り切ってくれるでしょう。楽しみです。
僕は今年の優勝候補として、鹿島、浦和、川崎の3チームを考えています。どこも安定感があり、トップ争いに絡んでくるのは間違いないでしょう。この3チームを軸に、他のチームがどこまで迫るかという戦いになるのではないでしょうか。
では、どこが最初にこの3強に絡んでくるか。僕はまず磐田ではないかと思います。名波浩監督は一歩ずつ着実にチームを作ってきました。そうそう大崩れしないで、今年はACL出場権内が十分に狙えるはずです。
続いて去年J2リーグから昇格した途端にルヴァンカップと天皇杯の2冠を達成したC大阪も調子が良さそうです。今年もすでにゼロックススーパーカップを獲得し、勢いに乗ったままシーズンインします。技術のある選手たちが尹晶煥監督の下、しっかり走れるようになっているのが強みです。
それからチームコンセプトがしっかりしている柏もおもしろい存在ではないでしょうか。守備に関してはしっかりと選手を育てながら戦術を浸透させ、攻撃に関しては質の高い外国人選手を補強するという考えはハッキリしています。
この磐田、C大阪、柏については何かきっかけを得てチームがもうワンランク上に脱皮すれば、このシーズンでの優勝も十分あるのではないかと思います。
不気味な存在だと思っている2チームは、FC東京とG大阪です。ともに新しい指揮官を迎えました。そのため、未知数の部分は大きいですし、最近の戦いでは上位に食い込むことができていません。
ただし、どちらも戦力は充実しています。あとは監督がうまく整理できるか。長谷川健太監督にしてもレヴィー・クルピ監督にしても能力の高さは証明済みで、うまくかみ合えばもしかしたら……と期待できます。
昇格組の名古屋は嫌な存在になるでしょう。上位は無理かもしれませんが、風間八宏監督はJ1リーグでの戦いを知り尽くしています。対戦相手は慎重に臨まなければならないでしょうし、気を抜いたチームは痛い目に遭いそうです。
それから、ここまでに名前を挙げなかったチームがどれくらい頑張れるかということが、リーグの質を高めていくことになります。そういう意味ではすべてのチームに頑張ってほしいと思いますし、ワールドカップ並みの熱い戦いをぜひ見たいと期待しています。
僕は今年の優勝候補として、鹿島、浦和、川崎の3チームを考えています。どこも安定感があり、トップ争いに絡んでくるのは間違いないでしょう。この3チームを軸に、他のチームがどこまで迫るかという戦いになるのではないでしょうか。
続いて去年J2リーグから昇格した途端にルヴァンカップと天皇杯の2冠を達成したC大阪も調子が良さそうです。今年もすでにゼロックススーパーカップを獲得し、勢いに乗ったままシーズンインします。技術のある選手たちが尹晶煥監督の下、しっかり走れるようになっているのが強みです。
それからチームコンセプトがしっかりしている柏もおもしろい存在ではないでしょうか。守備に関してはしっかりと選手を育てながら戦術を浸透させ、攻撃に関しては質の高い外国人選手を補強するという考えはハッキリしています。
この磐田、C大阪、柏については何かきっかけを得てチームがもうワンランク上に脱皮すれば、このシーズンでの優勝も十分あるのではないかと思います。
不気味な存在だと思っている2チームは、FC東京とG大阪です。ともに新しい指揮官を迎えました。そのため、未知数の部分は大きいですし、最近の戦いでは上位に食い込むことができていません。
ただし、どちらも戦力は充実しています。あとは監督がうまく整理できるか。長谷川健太監督にしてもレヴィー・クルピ監督にしても能力の高さは証明済みで、うまくかみ合えばもしかしたら……と期待できます。
昇格組の名古屋は嫌な存在になるでしょう。上位は無理かもしれませんが、風間八宏監督はJ1リーグでの戦いを知り尽くしています。対戦相手は慎重に臨まなければならないでしょうし、気を抜いたチームは痛い目に遭いそうです。
それから、ここまでに名前を挙げなかったチームがどれくらい頑張れるかということが、リーグの質を高めていくことになります。そういう意味ではすべてのチームに頑張ってほしいと思いますし、ワールドカップ並みの熱い戦いをぜひ見たいと期待しています。
1973年生まれ。横浜フリューゲルス、ヴェルディの他、ブラジルなどでプレー。アトランタ五輪では、主将として28年ぶりに五輪出場を決めた。2005年引退後は解説の他、少年サッカー普及に従事。2009年、ビーチサッカー日本代表としてW杯に出場。ベスト8に貢献した。