高木美帆【写真:Getty Images】

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1500mで快挙

 平昌五輪は12日、スピードスケート女子1500メートルが行われ、高木美帆(日体大助手)が1分54秒55で2位に入り、日本女子個人で初の銀メダルを獲得した。金メダルはイレイン・ブスト(オランダ)が1分54秒35。日本勢では小平奈緒(相沢病院)は1分56秒11で7位、菊池彩花(富士急)は1分58秒92で16位だった。

 高木美は北海道出身。15歳だったバンクーバー大会に出場し、スピードスケート史上最年少記録を樹立。将来を嘱望されてきたが、前回ソチ大会の出場を逃した。しかし、今季は1500メートルでワールドカップ(W杯)4勝を挙げるなど飛躍し、金メダルの最有力候補に挙げられた。

 日本は10年バンクーバー大会の団体追い抜き(小平奈緒、田畑真紀、穂積雅子)の銀メダルが最高、個人では銅メダルを過去に3個獲得していが、銀メダルは初。1位のブストとは、わずか0秒2差、金メダルこそ届かなかったが、女子スピードスケート初の快挙となり、レース後には涙を流した。(THE ANSWER編集部)