C・ロナウドが“頂点”獲り クラブW杯最多得点にスペイン紙称賛「史上最強のスコアラー」

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準決勝アルジャジーラ戦、1点ビハインドの後半8分に大会通算6ゴール目を記録

 レアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、FIFAクラブワールドカップ(W杯)で一足早く“頂点”に立った。

 現地時間13日に行われた準決勝アルジャジーラ(UAE)戦で同点ゴールを決め、2-1の勝利に貢献。このゴールで同大会の通算ゴール数が「6」となり、歴代単独首位に躍り出たとスペイン紙「マルカ」が伝えている。

 この日のレアルは相手GKのビッグセーブ連発に遭い、なおかつ前半41分に先制点を許すというまさかの展開。ロナウドも前半のシュートチャンスを決め切れなかったが、さすがの実力を見せたのは後半8分だった。クロアチア代表MFルカ・モドリッチの縦パスをペナルティーエリア右付近で受けると巧みなターンでゴール前に向き、右足でシュート。これがゴール左隅に突き刺さり、同点に追いついた。

 その後チームはウェールズ代表FWギャレス・ベイルの決勝点で辛くも勝利。クラブW杯連覇に王手をかけたが、ロナウドの決定力が試合の流れを変えたと言っていい。このゴールによって、ロナウドは同大会で「最もゴールを決めた選手」になったと紹介している。

「後半のゴールは、リオネル・メッシとルイス・スアレスを追い抜いたことを意味している。(クラブW杯)1ゴール目はマンチェスター・ユナイテッド時代の2008年に記録している。鹿島アントラーズとの決勝でハットトリックを達成したが、同大会2点目は2016年準決勝まで待たなければならなかった」

全6得点中4ゴールがJクラブ相手

 記事でも触れられている通り、昨年の前回大会は準決勝のクラブ・アメリカ戦(メキシコ)で1ゴール、そして延長戦までもつれ込む激闘となった鹿島戦では3得点を叩き込んでいる。ユナイテッド時代の08年には準決勝でガンバ大阪相手にゴールを奪っており、6得点中4得点がJリーグ勢相手のゴールだった。

クラブW杯史上最強のスコアラーだ」

 レアル贔屓で知られる同紙はロナウドをこのように持ち上げている。

 同大会史上初の連覇に挑むなか、2年連続5度目のバロンドールを獲得したばかりのロナウドには、グレミオ(ブラジル)との決勝でもゴールの期待が懸かる。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images