ブラジル戦で期待の乾貴士が語るスペインの違い 「日本には頭の良い選手がなかなかいない」
サッカー日本代表は10日、国際親善試合でブラジルと対戦する。これまでの対戦成績は9敗2分けと圧倒的に不利。さらに、2006年のドイツ・ワールドカップ以降の3試合では、得点を奪うことすらできておらず、0-4、0-3、0-4と完敗している。
厳しい展開が予想される「王国」との大一番に向け、期待を寄せられているひとりが、スペインで活躍する乾貴士(エイバル)だ。本田圭佑、岡崎慎司、香川真司といったこれまでの主軸が外れた今回のメンバーで、背番号10を託されている。
8日放送、テレビ朝日「報道ステーション」では、サッカー解説者の澤登正朗が乾を取材した。
ことし5月のバルセロナ戦で驚異の2ゴールをマークし、地元紙から絶賛された乾。エイバルのあるバスク州の公共放送のレポーターは「エイバル史上最高の選手と評価されている」と絶賛しており、サポーターも「ずっとエイバルでプレーしてほしい」と述べている。
そんなスペインの地で、乾は何を感じているのか。澤登氏からスペインサッカーの魅力を問われると、乾は「頭が良い選手が多い」と回答した。
乾は「上手い選手はいても、頭の良い選手はなかなかいない」と、今の日本には遠藤保仁(ガンバ大阪)のようなインテリジェンスを持つ選手が少ないと指摘。スペインは「賢くてパスの技術もある選手」が多く、「自分が思っていた以上にレベルが高かった」と明かした。
そのハイレベルなリーグで活躍できているのは、チームに溶け込んでいることも大きいようだ。滋賀県出身の乾はラテンのノリにもなじめている様子。「どうでもいいヤツならいじったりしない」と、チームメートからイタズラされることもうれしいと述べた。
乾の強みといえば、個人技を重視する「セクシーフットボール」が評価された野洲高校で技術を磨いたドリブルだ。本人もドリブルをしているときが「一番楽しい」と認めており、海外で生き抜くための武器にもなったドリブルこそ、自身に求められている点だと自覚している。
そんな乾が「完ぺき」だったと明かしたのが、ドイツ・フランクフルト時代のニュルンベルク戦で決めたゴール。左サイドからドリブルでカットインし、右足でシュートを叩き込んだ得点だ。この場面を解説した澤登氏は、乾の違いをつくる力は今の日本で「ピカイチ」と称賛した。
その違いをつくる力が求められるブラジル、さらにはベルギーという強国との連戦に向け、乾は「自分のやってきたことがどれだけ通用するか試したい」と意気込んだ。
厳しい展開が予想される「王国」との大一番に向け、期待を寄せられているひとりが、スペインで活躍する乾貴士(エイバル)だ。本田圭佑、岡崎慎司、香川真司といったこれまでの主軸が外れた今回のメンバーで、背番号10を託されている。
ことし5月のバルセロナ戦で驚異の2ゴールをマークし、地元紙から絶賛された乾。エイバルのあるバスク州の公共放送のレポーターは「エイバル史上最高の選手と評価されている」と絶賛しており、サポーターも「ずっとエイバルでプレーしてほしい」と述べている。
そんなスペインの地で、乾は何を感じているのか。澤登氏からスペインサッカーの魅力を問われると、乾は「頭が良い選手が多い」と回答した。
乾は「上手い選手はいても、頭の良い選手はなかなかいない」と、今の日本には遠藤保仁(ガンバ大阪)のようなインテリジェンスを持つ選手が少ないと指摘。スペインは「賢くてパスの技術もある選手」が多く、「自分が思っていた以上にレベルが高かった」と明かした。
そのハイレベルなリーグで活躍できているのは、チームに溶け込んでいることも大きいようだ。滋賀県出身の乾はラテンのノリにもなじめている様子。「どうでもいいヤツならいじったりしない」と、チームメートからイタズラされることもうれしいと述べた。
乾の強みといえば、個人技を重視する「セクシーフットボール」が評価された野洲高校で技術を磨いたドリブルだ。本人もドリブルをしているときが「一番楽しい」と認めており、海外で生き抜くための武器にもなったドリブルこそ、自身に求められている点だと自覚している。
そんな乾が「完ぺき」だったと明かしたのが、ドイツ・フランクフルト時代のニュルンベルク戦で決めたゴール。左サイドからドリブルでカットインし、右足でシュートを叩き込んだ得点だ。この場面を解説した澤登氏は、乾の違いをつくる力は今の日本で「ピカイチ」と称賛した。
その違いをつくる力が求められるブラジル、さらにはベルギーという強国との連戦に向け、乾は「自分のやってきたことがどれだけ通用するか試したい」と意気込んだ。