25日、日本テレビ「行列のできる法律相談所」では、サッカー解説者・松木安太郎氏がゲスト出演。「あの事にモヤモヤしています。スッキリさせてくださいSP」として、約12年前、生命保険会社のCMで出演し、当時俳優だった青年とのエピソードを挙げた。

この時のCMでは、サッカーに打ち込む息子の成長を応援する父親役を演じた松木氏。息子役を務めた当時20歳の小澤智弥氏は、その撮影後に鰻屋を営む松木氏の実家を訪ね、共演した礼を伝えると、松木氏への誕生日プレゼントを届けたという。

この時のことについて、松木氏は「共演した人にそんなのもらったことない。こういう子がいるんだと思って」としみじみ振り返るも、「その子が今何やってるのかなって」と言葉を続けた。

「(CMで小澤氏は)息子役だった。僕は娘しかいない。息子がいたらこんな感じなんだろうなって思いながら、それ(撮影)は終わったんですけど、後から僕の誕生日を調べて。それはビックリしました。気にはなってた。ありがとうの言葉も言えなくて。どこにいるかも分からない」

さらに松木氏がこう語ると、番組では小澤氏のコメントを収録したVTRを紹介。現在32歳になった小澤氏は、CMの約3年後に俳優を引退。現在は大手企業に勤務しているという。

「サッカーを3歳から続けていたので、(松木氏は)すごく憧れというか。雲の上の存在。僕、ヴェルディが一番好きだった」と切り出した小澤氏は、実際に会った松木氏について「本当に優しくフレンドリーにして下さって、エキストラさんに『今日はありがとうございました』って深く頭を下げてお礼をされていたのが、かっこいい大人だなってすごく今でも印象に残っています」と当時の印象を語った。

また、撮影の合間にサッカーの話もしてくれたという松木氏について、「今でもずっと良い思い出でとってあります」と続けた小澤氏は、現在の仕事にも言及。「松木さんとCMを一緒に撮影していた、あの会社に面接を受けて就職をすることができました」と明かすと、MC・宮迫博之は「鳥肌立った。ええ話」とビックリ。その一方、スタジオの松木氏には「腹立つくらい好感度が上がった」と嫌味を言って笑わせた。