サムスンの黒歴史スマホ!今だから欲しいGALAXY S8の礎として消えていった尖ったスマホたち
サムスンの新型スマホ「Galaxy S8」が発表されたが、これがすこぶる評判が高い。
タブレットなみの大画面ながら、超峡額ベゼルでスリムな本体に新CPUを搭載するなど、現時点では史上最高のスマホともいえる製品と言えるだろう。
しか、しサムスンというメーカーは、そんなスーパーハイエンドスマホだけではなく、
実は、面白すぎる変わったスマホも世に送り出している。
ある意味、見方によっては「サムスンの黒歴史」とも言えるスマホたちが存在する。
しかし、今ならそんな黒歴史スマホも、最新技術とスペックを搭載することで、現在のハイエンドスマホよりも魅力的なモデルになるかもしれない。
そして現在のスマホは、もっと楽しくなるかもしれない。
今回はそんなサムスンの黒歴史?スマホを、いくつか紹介しよう。
Galaxy Camera
一見するとデジカメにしか見えないこのガジェット。
実は裏側を見ればわかるように、スマホなのだ。
Wi-Fiだけを搭載したモデルもあるが、意外に便利だったのは3G/4Gを搭載したモデル。
SIMを入れればそのまま通信できるので、まさに現在のカメラスマホだ。
最近のスマホのカメラ性能は非常に高いが、「ズーム撮影」となると、まだまだデジカメには勝てない。
スマホ用の外付けレンズなどもあるが、クリップで取り付けるので操作性も悪く、光軸がずれるので画質も今ひとつだ。
2014年に発売されたGalaxy Cameraは、光学21倍ズームレンズを搭載している。
運動会での子供の撮影や、屋外での野鳥の撮影などでも、しっかり高画質で撮れる。
しかし大型レンズを本体に搭載しているために、レンズ部分は出っ張り、本体サイズも大きく、スマホとしての操作性は低く、やや使いにくいモデルだった。
光学21倍ズームレンズ搭載のGalaxy Camera
実はサムスンもそのあたりは考えていたようで、Zoomシリーズと言う、レンズが本体に完全に収納できるスマホGalaxy K Zoomも出していた。
Galaxy K Zoomは、光学10倍ズームレンズを搭載、本体サイズは137.5 x 70.8 x 16.6 mmと若干厚みがあるが、スマホとしても操作しやすく、片手でも十分持てた。
低価格なデジカメがスマホ取って代わられた理由は、写真を撮ってから印刷するのではなく、撮ってすぐにSNSにアップしてシェアする時代になったからだ。
その目的から見れば、Galaxy Cameraのコンセプトは、単体で写真をSNSにアップできる「デジカメスマホ」として理にかなっていた。
もし今、再び世に出てくれば、カメラスマホとして、購入するユーザーも以前よりも多いだろう。
先日ロケットモバイルがアップロードし放題のSIMを発売したが、こうしたSIMをGalaxy Camera入れて使えば、撮った写真はネットに上げ放題だ。
最新のスマホスペックでリボーンされれば、メインスマホとして使おうと思うユーザーもいるのではないだろうか。
Galaxy Beam
Galaxy Cameraが「写真を撮る」スマホなら、Galaxy Beamはそれを「投影する」スマホだ。
Galaxy Beam は、15ルーメンの明るさのプロジェクターを本体上部に内蔵し、壁や天井などにスマホ画面を大きく投影することができるモデル。
Galaxy Beamの登場は2012年で、当時はまだクラウドサービスは今ほど一般的では無かった。
つまり当時は、Galaxy Beamで投影するには、本体にデータを保存しなければならなかったのだ。
スマホ上部にプロジェクターを内蔵したGalaxy Beam
実際、投影するデータをわざわざGalaxy Beamへ転送するのが面倒だった。
ましてや当時はiPhoneで撮影した写真や動画などは、Androidスマホにデータ受け渡すのは超面倒だった。
そのため、せっかくのプロジェクター内蔵スマホだったが、それほど売れ行きはよくなかったようだ。
しかし、今の時代にGalaxy Beamがよみがえれば、クラウドを経由して、あらゆるスマホやガジェットからの写真や動画を利用することができる。
Galaxy Beamからクラウドにアクセスするだけで、即座に表示でき、そのままプロジェクターから投影できるのだ。
つまり今の時代であれば、プロジェクター内蔵スマホも、十分な活用方法があるのだ。
ちなみに現在は、モトローラがプロジェクターなどのモジュールをスマホ背面に貼り付けできる「moto mods」シリーズを出している。
これは必要な時だけプロジェクターmodsをスマホに取りつけて、スマホ画面を投影できるのだ。
モトローラの「moto mods」シリーズは、これはこれで便利だが、本体一体型のGalaxy Beamのほうが、すばやく使えて、スマートなのは言うまでもないだろう。
サムスンには、薄型でプロジェクターを内蔵したスマホをぜひ復活させてほしいものだ。
DoubleTime
現在のスマホは、仕事をするにも十分なスペックを持っている。
しかし、長文を打つときはキーボードのほうが疲れず、楽に入力できる。
外付けキーボードも各種あるが、常時持ち歩くのは、やはり面倒だ。
DoubleTimeは、
・閉じればスマホ
・開けばキーボード付きスマホ
になるという、両画面を搭載したスマホだ。
普段は普通にタッチパネルを指先で操作して、必要な時だけ画面を開けばキーボードが現れるのだ。
開くとキーボード、閉じるとスマホのDoubleTime
キーボード付きスマホとしては、ブラックベリーが有名だ。
しかし、ブラックベリーのストレートモデルは、操作画面サイズが小さくなってしまう。
またスライド式キーボード搭載のモデルは、開いたときに重量バランスが悪く、保持が不安定になる。
しかしDoubleTimeなら、キーボードを開くと、ノートPCのようなクラムシェル型になるのでしっかり両手で保持でき、指先での入力もしやすかったのだ。
もしも今、Galaxy S8の6インチ前後の大画面で、このDoubleTimeのようなモデルが出てくれば、ポケットに収まる小型のノートPCのように使うことができるだろう。
仕事のできるビジネススマホになるに違いない。
山根康宏
タブレットなみの大画面ながら、超峡額ベゼルでスリムな本体に新CPUを搭載するなど、現時点では史上最高のスマホともいえる製品と言えるだろう。
しか、しサムスンというメーカーは、そんなスーパーハイエンドスマホだけではなく、
実は、面白すぎる変わったスマホも世に送り出している。
ある意味、見方によっては「サムスンの黒歴史」とも言えるスマホたちが存在する。
しかし、今ならそんな黒歴史スマホも、最新技術とスペックを搭載することで、現在のハイエンドスマホよりも魅力的なモデルになるかもしれない。
そして現在のスマホは、もっと楽しくなるかもしれない。
今回はそんなサムスンの黒歴史?スマホを、いくつか紹介しよう。
Galaxy Camera
一見するとデジカメにしか見えないこのガジェット。
実は裏側を見ればわかるように、スマホなのだ。
Wi-Fiだけを搭載したモデルもあるが、意外に便利だったのは3G/4Gを搭載したモデル。
SIMを入れればそのまま通信できるので、まさに現在のカメラスマホだ。
最近のスマホのカメラ性能は非常に高いが、「ズーム撮影」となると、まだまだデジカメには勝てない。
スマホ用の外付けレンズなどもあるが、クリップで取り付けるので操作性も悪く、光軸がずれるので画質も今ひとつだ。
2014年に発売されたGalaxy Cameraは、光学21倍ズームレンズを搭載している。
運動会での子供の撮影や、屋外での野鳥の撮影などでも、しっかり高画質で撮れる。
しかし大型レンズを本体に搭載しているために、レンズ部分は出っ張り、本体サイズも大きく、スマホとしての操作性は低く、やや使いにくいモデルだった。
光学21倍ズームレンズ搭載のGalaxy Camera
実はサムスンもそのあたりは考えていたようで、Zoomシリーズと言う、レンズが本体に完全に収納できるスマホGalaxy K Zoomも出していた。
Galaxy K Zoomは、光学10倍ズームレンズを搭載、本体サイズは137.5 x 70.8 x 16.6 mmと若干厚みがあるが、スマホとしても操作しやすく、片手でも十分持てた。
低価格なデジカメがスマホ取って代わられた理由は、写真を撮ってから印刷するのではなく、撮ってすぐにSNSにアップしてシェアする時代になったからだ。
その目的から見れば、Galaxy Cameraのコンセプトは、単体で写真をSNSにアップできる「デジカメスマホ」として理にかなっていた。
もし今、再び世に出てくれば、カメラスマホとして、購入するユーザーも以前よりも多いだろう。
先日ロケットモバイルがアップロードし放題のSIMを発売したが、こうしたSIMをGalaxy Camera入れて使えば、撮った写真はネットに上げ放題だ。
最新のスマホスペックでリボーンされれば、メインスマホとして使おうと思うユーザーもいるのではないだろうか。
Galaxy Beam
Galaxy Cameraが「写真を撮る」スマホなら、Galaxy Beamはそれを「投影する」スマホだ。
Galaxy Beam は、15ルーメンの明るさのプロジェクターを本体上部に内蔵し、壁や天井などにスマホ画面を大きく投影することができるモデル。
Galaxy Beamの登場は2012年で、当時はまだクラウドサービスは今ほど一般的では無かった。
つまり当時は、Galaxy Beamで投影するには、本体にデータを保存しなければならなかったのだ。
スマホ上部にプロジェクターを内蔵したGalaxy Beam
実際、投影するデータをわざわざGalaxy Beamへ転送するのが面倒だった。
ましてや当時はiPhoneで撮影した写真や動画などは、Androidスマホにデータ受け渡すのは超面倒だった。
そのため、せっかくのプロジェクター内蔵スマホだったが、それほど売れ行きはよくなかったようだ。
しかし、今の時代にGalaxy Beamがよみがえれば、クラウドを経由して、あらゆるスマホやガジェットからの写真や動画を利用することができる。
Galaxy Beamからクラウドにアクセスするだけで、即座に表示でき、そのままプロジェクターから投影できるのだ。
つまり今の時代であれば、プロジェクター内蔵スマホも、十分な活用方法があるのだ。
ちなみに現在は、モトローラがプロジェクターなどのモジュールをスマホ背面に貼り付けできる「moto mods」シリーズを出している。
これは必要な時だけプロジェクターmodsをスマホに取りつけて、スマホ画面を投影できるのだ。
モトローラの「moto mods」シリーズは、これはこれで便利だが、本体一体型のGalaxy Beamのほうが、すばやく使えて、スマートなのは言うまでもないだろう。
サムスンには、薄型でプロジェクターを内蔵したスマホをぜひ復活させてほしいものだ。
DoubleTime
現在のスマホは、仕事をするにも十分なスペックを持っている。
しかし、長文を打つときはキーボードのほうが疲れず、楽に入力できる。
外付けキーボードも各種あるが、常時持ち歩くのは、やはり面倒だ。
DoubleTimeは、
・閉じればスマホ
・開けばキーボード付きスマホ
になるという、両画面を搭載したスマホだ。
普段は普通にタッチパネルを指先で操作して、必要な時だけ画面を開けばキーボードが現れるのだ。
開くとキーボード、閉じるとスマホのDoubleTime
キーボード付きスマホとしては、ブラックベリーが有名だ。
しかし、ブラックベリーのストレートモデルは、操作画面サイズが小さくなってしまう。
またスライド式キーボード搭載のモデルは、開いたときに重量バランスが悪く、保持が不安定になる。
しかしDoubleTimeなら、キーボードを開くと、ノートPCのようなクラムシェル型になるのでしっかり両手で保持でき、指先での入力もしやすかったのだ。
もしも今、Galaxy S8の6インチ前後の大画面で、このDoubleTimeのようなモデルが出てくれば、ポケットに収まる小型のノートPCのように使うことができるだろう。
仕事のできるビジネススマホになるに違いない。
山根康宏