「いま僕らができることを精いっぱい、全力でやり尽くしました。またこのチームでやりたいです。チーム『A LIFE』は最高でした!」

打ち上げで万感を込めてこう挨拶したのは、主演の木村拓哉(44)。3月19日の最終回で視聴率16.0%を叩き出し、有終の美を飾ったドラマ『A LIFE〜愛しき人〜』(TBS系)。この日、キャストとスタッフが揃っての打ち上げが、都内のパーティスペースを借り切って行われた。

SMAPが解散して、今回のドラマ主演が初めての“ソロ仕事”となった木村には、業界中の視線が注がれていたのはたしか。この日も会場周辺も、複数のマスコミが取材に訪れていたが――。

「じつは、5月からの木村さんのスケジュールがぽっかり空いているんです。こんなことは珍しいんじゃないでしょうか」(テレビ局関係者)

木村は4月29日に主演映画『無限の住人』の公開を控えている。それまでは、映画のPR活動に忙しいが――。

「その後は、もちろんレギュラーのラジオ番組などはありますが、ドラマや映画の大きな仕事の予定が今のところは入っていません。今年10月スタートの『月9』主演がほぼ決まりかけていたのですが、これも来年1月にスライドしたようです。昨年の解散騒動からずっと働きづめだった木村さんですが、5月からは芸能生活初めての“リフレッシュ期間”になりそうなんです」(前出・テレビ局関係者)

じつは、この“仕事オフ”には深い意味があるという。

「いま木村さんには出演オファーが次々と舞い込んでます。テレビ局も映画会社も、SMAPを卒業した“俳優・木村拓哉”がどれだけ数字を取れるか、今回のドラマで見定めようとしていました。それが見事に“合格点”。これまで出演が少なかった局からも熱烈なオファーがあると聞いています」(前出・テレビ局関係者)

打ち上げ会場でも参加者がプロデューサーに「これだけ数字を取れたんですから、続編をやりましょう!」と口々に訴える場面があったという。

「ただ、今回の『A LIFE』は、SMAPマネージャーだったAさんがとってきた“最後の仕事”でした。今後は木村さん自身が、やってみたい役柄や、組んでみたい相手を吟味して、じっくり仕事を選ぶことになりそうです。これは簡単なことではありません。木村さんとしては、その前に一度、ゆっくりと今後の仕事を考える時間を作ろうとしているようです」(前出・テレビ局関係者)

解散騒動が起きて丸1年。走り続けてきた男が決断した“リセットLIFE”。充電を終えた“新生・木村拓哉”は、ファンにどんな輝きを見せてくれるだろう――。