桜満開予想(ウェザーニューズの発表資料より)

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 ウェザーニューズが21日に発表した「第四回桜開花予想」によると、関東南部や九州は今週から開花ラッシュが始まり、来週末には満開を迎える見込みという。

 先週後半からの春本番の陽気で、3月20日に全国700カ所のお花見名所のトップを切って、日比谷公園(東京都)の桜が開花。21日には、靖国神社(東京都)でも開花の発表となった。前回の予想発表時に比べて、桜のつぼみは大幅に生長していることがわかったものの、2月から3月中旬まで周期的に寒の戻りがあった影響で、昨年に比べてつぼみの生長は遅い状況という。

 西〜東日本は、3月下旬は開花に必要な日差しが十分に降り注ぐ日と、生長を足踏みさせる冷たい雨の降る日が周期的にあり、気温は平年並かやや低いと予想。このためつぼみの生長はゆっくり進み、九州や東海、関東南部で開花ラッシュとなるのは今週後半から、満開を迎えるのは来週末となる見込み。主なソメイヨシノの名所の開花予想日は、舞鶴公園(福岡県)や高知公園(高知県)は24日、上野恩賜公園(東京都)は26日、清水寺(京都府)は4月1日の見通しとしている。

 北日本は、3月下旬は一時的な寒気の流れ込みがあるものの、開花に大きく関わる4月は平年より暖かい日が多くなるため、桜の開花は例年並〜やや早いと予想する。弘前公園(青森県)は4月22日に開花し、見頃はGW初めの見通し。桜前線が津軽海峡を渡り、北海道に上陸するのは、4月26日頃の見込みという。

 今回の予想は、3月16日〜18日に実施された実施された「全国つぼみ調査」の4,311通の報告、「さくらプロジェクト」の参加者から届く桜リポート、今後の気象予測などをもとに算出。次回の「第五回桜開花予想」は、3月28日に発表予定。