18日、TBS「NEWS23」では「今年50歳 キングカズの挑戦」と題し、来月26日で50歳になるプロサッカー選手、三浦知良(横浜FC)のインタビューを放送。トレーニングや衰え、引退、“理想とする死”に至るまで――、“サッカー界のキング”が番組のカメラに語った。

今年で14年目になるというグアムキャンプでハードなトレーニングを積む49歳は、「毎年グアムに来て、自分を追い込んでいくと苦しい時もありますし体が悲鳴を挙げる時もあるんですけど、トレーニングをやりきった時は気持ちが充実するし、自分が何歳かってことも忘れてしまう」と切り出した。

だが、新シーズンに向け、始動するカズは「衰えは確実にあると思います」とも。「老眼鏡をいつも持ってますから。本とかもすごい遠いですし、ちょっと暗いと見えない」などと明かした。

それでも、パワーを出すために筋肉量を増やしているというカズの肉体は20代の頃と遜色ない。「前に出て行く推進力を良くしたい」と課題を挙げると、引退については「考えてません。いつまでやれるかというのは本当に分かりません」とキッパリ。

「“監督にならないんですか?”とか色々訊かれますけど、人に教えるよりもまだまだ自分が教えてもらいたい。若いとか自分より上とか自分より経験がないとか、そういうことは僕には関係ない」と続けると、その口からは「現役のまま人生を終わることが本当は理想」という発言も飛び出した。

さらに「死んだ時のニュースで“元”サッカー選手とかっていうテロップじゃなくて、『サッカー選手 三浦知良 死亡』って出たい」といい、取材班を笑わせたカズは「カズのまま死にたい」とインタビューを締め括った。