カズレーザー、相容れないものには「ひたすら距離をとるしかない」とも

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ニュースキャスター・辛坊治郎のラジオ番組にお笑いコンビ・メイプル超合金がゲスト出演した。「番組開始してから最も大物で、旬のギャラが高いゲストが来てくれました」と大喜びの辛坊と、メイプル超合金のカズレーザーとは意外な共通点があった。埼玉県立高校出身の2人は「自分の頃は浦和高校が県立の頂点でね…」と地元の話題から、年初めに起こったテロ事件へと幅広いテーマでやり取りが続けられた。

1月7日放送のラジオ番組『辛坊治郎ズーム そこまで言うか!』の“教えて!先生”のコーナーに、ゲスト出演したメイプル超合金。「今、気になるニュースは何ですか?」と問われたカズレーザーは、トルコの最大都市イスタンブールの高級ナイトクラブで1日未明に発生した銃乱射事件をあげた。外国人ら39人が死亡、過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行を認め、「キリスト教徒が背教的な祝日を祝っていたナイトクラブを襲撃した」と声明を出している。

カズレーザーは近年各国で増え続けているテロ事件について“宗教的なことで起きている”という見方ではなく、まず世の中には“話の通じない人間”が山ほどいて、その関係性は絶対に越えられないということを理解すべきだと訴えた。「多文化(主義)」がもの凄く嫌いと主張しているのも、この考えが根本にあるのだろう。人間には大なり小なり相容れない部分があるもので、それを乗り越えようとするのは「エネルギーの無駄だ」とカズレーザーは持論を展開する。

「宗教的な啓蒙を受けて覚醒した人物が、大きな事件を起こすことを止める手立ては全く無い」「その人の中にはルールがあって、大きな活動をすれば何かが変わると思い込んでいる」と説明するカズレーザーに、「そういう“話が通じない人”にはどうしたら良いのか」と辛坊が訊ねた。すると「それは絶対的に距離をとるしかない、ひたすら距離をとるしかない」と答え、理解し合えることなど夢物語だとしている。

しかしそんなカズレーザー本人も、よく“話が通じない人”と周りから評価され続けてきた。相方の安藤なつも同じ思いだったが話が通じないことに慣れてしまい、それが普通になってしまったとのこと。実際に安藤は他の芸人から「(自分なら)カズレーザーとコンビは組めない」と断言されたほど、彼は変わり者であるようだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)